2024.09.07
ザ・デイシーズ
たまった経理作業やメニューやPOPの改訂など、やることはたくさん…。
そんな中、同時進行にやっているのが、ギターと歌の練習です。
以前に何度か書いたことがありますが、私は50歳を過ぎてから、ギターをはじめています。
2022年の12月、蒜山の音楽ライブで出店していた方から小さな中古ギターを購入しました。
音楽は好きでも、全く楽器を触ったことがなかった私は、購入の際、ギターを教えてほしいと伝えました。
旧知であるその方も、誰かに教えたいという気持ちがあり、それから私は彼の弟子となり、定期的にギターを教えてもらうようになりました。
「五十の手習い」がはじまりました。
ちなみにギターの師匠となった方は、様々な楽器に精通し、超一流の耳と技術をお持ちで、音楽に対しては一切の妥協がありません。
今は充電中ですが、音楽だけでご飯を食べてきた方です。
そんな方から教えてもらう以上、弟子としては、がんばる選択肢しかありませんでした。
悠悠主催の、焼きそばと音楽のお祭り、
『蒜山そば〜ミュージックフェスティバル』
で披露することを目標に、最初は、
「きよしこの夜」と「ふるさと」
を教えてもらい、演奏しました。
初心者の私が教えてもらったのは、ダドガドチューニングという変則チューニングでした。
一般的なノーマルチューニング(E-A-D-G-B-E)ではなく、ダドガド(D-A-D-G-A-D)の方が、初心者は始めやすいのではないか、というのが師匠の仮説でした。
ダドガドは演奏できる曲は限られるものの、指を押さえなくてもいい音が鳴るので、素人の私でも弾けている気がしました。
その仮説を証明するがごとく、師匠は、難しい課題が入った曲を段階的に用意してくださいました。
「弾き語りもやりましょう!」
という師匠の提案を断る選択はないので、歌うことにも挑戦しました。
課題曲は、
「泣かないで恋人よ」ザ・ブルーハーツ
「サヨナラ」GAO
「1000のバイオリン」ザ・ブルーハーツ
など
同じく師匠からアコーディオンを学ぶ「妹弟子(いもうとでし)」たちと共に、バンドを組み、『そば〜ミュージックフェスティバル』で何度か披露してきました。
私は声も出ませんし、技術もないですが、師匠の曲のアレンジやアコーディオン、ベースやマンドリン、トイピアノで構成の良さもあり、褒めていただくこともありました。
一所懸命歌う初々しさや危うさ、一体感を楽しんでいる感情など、慣れた演者には無いものが、観ている方に伝わるのかもしれません。
バンド練習中に師匠が、
「この感じ、懐かしい〜」
「バンドしてるって感じ〜」
「中高生の頃を思い出すわ〜」
とよくおっしゃいます。
「思春期にバンドするって、こんな感じなんだろな」
と思いながら、私もやっています。
一番はじめに弾き語りをした「泣かないで恋人よ」の冒頭の歌詞は、
遅すぎること
なんて本当は
ひとつもありはしないのだ
何するにせよ
思った時が
きっとふさわしい時
とあります。
この歌詞にあるように、今がふさわしい時だったんだなぁと思っています。
中高生は野球部だったので、通ってこなかった、音楽での青春を今、やっている感じです。
(そして何より、充電中の師匠が音楽を楽しんでくれていることが、嬉しいてす)
そんな我々のバンドの名前を私は、
「ザ・デイシーズ」
と名づけました。
師匠と弟子たちで構成してるので
「the 弟子s」。
偉大なバンドに必ず付いてる
「ザ・」と「ズ」は、
必須でした。
そんなザ・デイシーズに、何を間違ったのかライブのオファーが来ました。
正確には、師匠への出演オファーに対し、師匠がザ・デイシーズでの出演を逆に提案したいとのことでした。
・日曜の営業終えて、夕方には松江に直行
・リハーサル時間もないのでぶっつけ本番
・はじめましての場での有料ライブ
・しかもプロミュージシャンとの対バン
「そんな無茶な…」
という思いはありつつも、師匠はこのバンドで出たいと言ってくださいます。
ならば、師匠の提案を断る選択は無いので、挑戦することを決めました。
演奏曲は、
「1000のバイオリン」「泣かないで恋人よ」に「キスしてほしい」を新たに練習し、ザ・ブルーハーツのコピーで統一することにしました。
その為、この夏は、忙しい営業を終えたあと、コツコツと個人練習に励んでいました。
そして、ライブ直前に急に休業となり、幸か不幸か、めちゃくちゃ練習時間が増え、当日も余裕をもって行けることになりそうです。
そして今、失業者になっているので、ギャラをいただけたなら、唯一の収入になりそうです…。
そりゃあ、がんばるしかない!
いよいよ明日、本番。
★青春パンクバンド
「ザ・デイシーズ」
の初遠征!
果たしてどうなるのでしょうか。
ーーーーーーーーーーー
坂の上の納屋と満天の星空
2024.9.8 (日)17:30〜
松江東出雲BARN
¥2500+ドリンク
シャク(シャク&リハビリーズ)
石坂マサヨ(ロリータ18号)
Go!(JUNIOR )
ザ・デイシーズ(蒜山)