2024.08.10
【頼まれても“削らない”歯医者】
「そんな軽々しく歯を削れません!」
こんにちは!
“直す”より“治す”
自然治癒力を最大限に活用させる
“女性専門”の削らない歯医者 年名 淳です
痛い時が診てほしい時!
痛い時は楽にしてもらえる治療をしてほしい!
歯痛って辛いですよね...
「治療して!」
「なんなら歯を抜いて!」
そう言われた女性患者さんの願いを
私は拒否!しました。
ひどい歯医者ですね。
でも
「カラダがそれ(治療)を求めてる」
とは思えない時は治療しません。
80代前半の女性・T様ですが
「1週間ほど前から上あごの歯が痛い」と言われました。
金属のクラウンが入った小臼歯を指さされます。
それ以外に上あごの右側に歯がありません。
歯が原因なら
その歯しかないでしょう。
レントゲン検査をしてみると
根っこの治療を受けている形跡があり
いわゆる“神経”=歯髄はありません、
「冷たいものが凍みて痛い」
という症状は有り得ないのです。
そして
ノックしても少し痛む程度にも関わらず
「痛み止めが切れると目が覚める」とか
「顔の右半分がしびれたような感じ」とか
「なんか右眼もおかしい」など
T様の自覚症状とリンクするような
異常所見は認められません。
同じエリアの約4年前のレントゲン画像があり
今日の画像と大差ありません。
明らかな“進行性”が分かりません。
ということで
私の判断は...
「治療して差し上げることはできません」
とお話しすると
T様は残念そうに
「そうですか...」
力の無い声で話されました。
「いろんな手を打ちながら
最終的に『治療をしてみるしかない』
ということになれば治療する用意はあります」
もしも
「“歯を削って”みて...」
もっと大胆に
「“歯を抜いて”みて...」
痛みが変わらないばかりか
痛みが増すようなことになれば
後悔し切れない状況になっちゃいます。
“心を鬼にして”
「治療して差し上げることはできません」
とお知らせしました。
が!
その後「歯の治療」ではなく
他のアプローチをしてみたら
痛みが和らいで
辛さも将来の不安も消えたそうです。
「どんなことをしたか?」
お知りになりたければ
ご来院時にお声かけください。
以上
3,226日目のブログでした。