2024.04.11
【生きてるようで生きてない歯】
痛くもないキレイな歯は削る必要がない!
こんにちは!
“直す”より“治す”
自然治癒力を最大限に活用させる
“女性専門”の削らない歯医者 年名 淳です
↑アラフォー女性のC様の写真ですが
上の前歯に問題があります。
ノーマルの歯との違いは分かりますか?
この2本は変色しています。
反対側に比べて“濃い”色になっています。
実はこの歯(2本)は...
もはや葉っぱのついていない枯れ木と同じ。
レントゲン検査で
神経(歯髄)が無いのが分かります。
(バリウム入りの根管充填材が白く写っています)
葉っぱが青々と生い茂っている木が生きているのと同じく
本来は歯も血液によって酸素が供給されて生きています。
枯れてしまった木が弱くなり
いつか折れたり倒れるかも知れないように
“生きていない”歯も
「いつ折れてしまうか?」
という宿命を背負っています。
歯の裏側には
根っこにアクセスした穴を塞いだセメントがありますが
表側(唇側)はダメージがないので
「悪い」とか「弱い」とは思えなくて不思議ありません。
C様には
「いつ何時この歯が割れるか分かりません」
「歯の根っこが縦割れすることがあれば
痛みがなくても抜歯しなければならないことがあります」
「この2本の歯で硬いものを噛まないことが望ましい」
という警鐘や注意点をお伝えしておきました。
根っこの治療が終わってから
7年ほど経過していますが
私の不安は“ハズれ”て問題はありませんでした。
でも...
悲劇は突然訪れます...
「何が起こったか?」
明日お話ししてみます。
神経を抜いた(血液が通っていない)歯の宿命について
知っておいてもらえるといいと思います。
楽しみにお待ちください。
以上
3,101日目のブログでした。