2023.10.15
【SD`sブログ】終活は「40代」から!? そのメリットとは⁉
広島県三次市の石材店stoneSDの貞岡です(^^♪
以前にも、エンディングノートについてかきましたが、
「だれが書いてもいいの?」
というお問い合わせがありましたので、参考記事も交えて解説いたします。
(以前のエンディングノートに関するブログは→こちら)
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40代に入ると、今まで人ごとに感じていた「退職」「老後」という言葉が、身近になります。老後、自分はどのように生きていくのだろうかと、漠然とした不安をもち始める方もいらっしゃることでしょう。
そのような場合は、早めの終活をすることで、
【自分はどんな老後を送りたいのか】
【そのためには今から何をすればよいのか】
という道筋が見えてきます。
―*40代で終活は早い?*―
働き盛りや子育て中の40代にとって、数十年先の自分の最期について考えるのは時期尚早と感じるかもしれません。
そこでまず、『終活って何?』から考えてみましょう。
【終活】とは、
「人生の終末を迎えるにあたり、延命治療や介護、葬儀、相続などについての希望をまとめ、準備を整えること」
とされています。(デジタル大辞泉より)
終を迎えるには先の長い40代です。
自分の最期について準備するということは、
【自分が今後どのような人生を送りたいのか】
をいったん立ち止まって考えるチャンスにもなります。
また、40代から終活を始めると、ぼやけた老後のイメージが明確となり、今後の生き方を改めて考えるきっかけになります。
判断力と体力のある40代のうちから老後の生活や資金などについて考え、この先の人生設計を見直しておくことで「不自由なく暮らしていけるのか」「今後自分の人生はどうなるのだろう」といった不安を解消できます。
もちろん、50代・60代から終活を始めても手遅れではありません。ただ、一般的な退職まで20年ほど時間のある40代のうちから終活を始めることで、老後資金・健康管理・将来の目標などに余裕を持った準備・計画ができますね。
『あらかじめ起こりうるリスクを洗い出しておき、事前に対策をとる』のは
早いに越したことはありません。
ー*どんな計画・準備・対策をするの?*―
■退職後の人生を設計する
~これからの人生をよりよく生きるために、今を見つめなおして未来を設計する~
・健康に配慮する
40代に入ると、高血圧・糖尿病・脂質異常症といった「生活習慣病」の指摘が出てきます。
治療や服薬のない人が多い傾向にありますが、指摘されたときに治療や薬が必要ないからといって生活の改善をしないままだと、将来治療や介護が必要な状態になる可能性が高くなります。
厚生労働省の調査で、介護が必要となった要因の約6割が生活習慣病という結果が出ています。
健康は、お金では買えません。
日々の生活習慣が、未来の体を作ることを意識しましょう。
・老後に必要なお金を準備する
現役で働いているからこそ、老後に必要なお金を準備できます。
自分がどのような老後生活を送りたいかは、公的年金などによっては、退職するまでに準備が必要な金額は人それぞれです。
今は1日のうち、働く時間が大半を占めていますが、退職後はその時間を自由に使えます。
東京都福祉保健局の「高齢期における地域活動等の意向」調査によると、
退職後にやりたいことは、
【60代】
1位:趣味やスポーツ活動
2位:地域活動や社会貢献のための活動(ボランティア)
【70代以上】
1位:地域活動・社会貢献のための活動(ボランティア)
2位:趣味やスポーツ活動
となっています。
退職後はお金は出ていくばかりです。
収入のある40代のうちから老後設計をすることが大切です。
・退職後に何をするかをイメージする
仕事を退職すると毎日が休日です。
今まで仕事をしていた時間は、ほぼ自分の時間となります。
厚生労働省の調査によると、2021年の日本人の平均寿命は男性が81.47歳、女性が87.57歳。過去最高を更新しています。
65歳で退職すると、男性は16.47年、女性は22.57年という休日があると考えてみてください。
『今は仕事や子育てで忙しいけれど、本当はこんなことがしてみたい』
といったことを見つけて、働いているうちから将来やりたいことを少しずつ準備することで、充実した老後を過ごせるようになります。
■人生の終わりの準備
~幸せな最期を迎えられるように身辺を整える~
自分も自分以外の人も幸せな最期を迎えられるように、下記のような点について整理しておく必要があります。
・【モノ】と【ヒト】の整理
不要な物を処分して自分が大切にしているものに囲まれて暮らすと、日常の当たり前の生活が自分の心地よい空間となり、丁寧な暮らしにつながります。
また、今まで多くの人と関わりをもって生きてきた中で、自分が本当にお付き合いを続けたい人とはどのような人なのでしょうか。
これは、単に人付き合いを見直して、お付き合いしたくない人とはつきあうのをやめるということではありません。
自分の人生にとってどんな人と付き合っていきたいのかを少しずつ、時間をかけて整理していくとよいでしょう。
・【資産】の整理
複数の銀行口座やクレジットカード、加入している保険などをすべて把握することは簡単なことではありません。
『一覧表を作成する』
『書類の保管場所を記録しておく』
『使っていない口座やクレジットカードは解約する』
など、【自分に何かあったとき誰も何も知らない】という事態を避ける準備・対策が必要です。
・医療や介護の希望を伝えておく
自分が病気やけがなどにより自分の意思表示ができなくなったときや思いもしなかった病気が発覚したときに、家族は重い決断を迫られることがあります。
例えば、
『病名の告知や余命宣告』
『延命治療の希望や費用』
『臓器提供や献体の希望』
などについて、あらかじめ自分の希望を明確に伝えておくことが大切です。
厚生労働省の調査によると、臓器提供意思表示を「既にしている」と答えた人の割合が高かったのは、
【男性】30代・20代・40代と50代(同位)
【女性】30代・20代・50代・40代
の順となり、「してみたい」と答えた人の割合が高かったのは、
【男性・女性】ともに10代・20代・30代・40代
という結果になっています。
また、このような希望は、家族と話し合って考え方をすり合わせしておくのもよいでしょう。
・お葬式と相続
自分の遺志を伝えるのに一番確実な方法は、遺言書を作成しておくことです。
遺言書と聞くと敷居が高く感じる場合は、エンディングノートを活用するのも1つの手段です。
自分がこの世から去った後にお金や不動産などを誰に遺(のこ)したいのかを書き記しておくことで、不要な相続争いを避けられます。
40代から自分のお葬式や相続について考えるのは早いと思いがちですが、人生は何が起こるか分かりません。
具体的なお葬式の場所まで決める必要はありませんが、自分に何かあったときに必ず連絡してほしい人や、銀行口座・クレジットカード・サブスク・保険などを整理しておくと安心です。
しかし、終活をするデメリットもあります。自分の死と向き合うことは、決して楽しいことばかりではなく不安を抱え込んでしまうこともあります。
1人で考え込まずに、周囲や家族、専門のコンサルタントなどに相談しながら少しずつ進めていくことが必要です。
―*まとめ*―
老後の人生というのは誰もが不安をもつものです。
その不安というのは
【どうなるのかが分からない】
から不安になるものです。
体力と判断力のある40代のうちに、想定される事態を把握し対応策を考えておくことで不安はある程度解消され、楽しい老後を迎えられます。
また、終活は家族で一緒に考えることも大切です。
自分の希望だけではなく、人生を共にしている家族の希望も考慮しながら進めていくと幸せな最期となるのではないでしょうか。
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以上が『40代から始める終活』の内容です。
【終活】は、【人生の終わり】の為の準備のように思われますが、
【人生の終わりまでにやりたい事】と考えるとどうでしょう?
『自分らしく暮らしていく』ために『どうしたいか?』を考えるキッカケが【終活】であり、それをまとめておくアイテムが【エンディングノート】です。
エンディングノートには、「こうしないといけない!!」という決まりはありません。全てを書き埋める必要もありません。
思い出したときに、少しづつ書き記していってくださいね。
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