開講にあたり、代表成瀬麻記子から受講生の皆さんへのメッセージ

受講生のみなさま



私たち創設メンバー一同、この日が来たことをとても嬉しく思っています。

ここに辿り着くまでのお話を全部したいのですが、詳細は割愛させていただきます。

私からは3つの点に関してお話したいと思います。

1つ目は、みなさんがこのストットラーメソッドを

学べるスクールに入れるのはとてもラッキーだということです。

なぜラッキーなのか?

私のこれまでの経験を含めてお話させていただきます。


私はもともとは化学の研究員で大学院を卒業した後、

最初に大手製薬会社に就職しました。


その当時、SSRI系の抗うつ剤の開発が盛んに行われ、

「鬱は心の風邪です」のキャッチコピーのもとに、

日本での抗うつ剤の使用が急上昇しはじめた頃でした。


当時の私は「それで病気に苦しむ人が助かるのなら」

と言う思いで開発に携わっていました。


その後、ヒトゲノムプロジェクトが2000年にドラフトとして完成し、

ヒトのDNA配列が全てわかるという時代が来ました。

その当時、私はそれにかかわる会社にいたので、

これで全人類の病気は事前に予測できるものになり、予防もできるので、

ほとんどの病気はなくなると本気で思ってワクワクしていました。

でも、みなさんご存知のように薬が増え、遺伝子の解析がすすんでも、

病気は減らないどころか、どんどん増えて複雑になっています。

その後、子供の病気をきっかけにホメオパシーの道に入りました。


ホメオパシーでは病気の原因はダイナミックなエネルギーだということが分かりました。

だから、薬では治らなかったんだということに納得しました。

しかし、当時のスクールで習った技術では永続的な解決に導くことはできませんでした。


それは、遺伝に対応できるマヤズムの考え方や病気のプロセスに関する考え方や、

それに基づいた実践の仕方が充分ではなかったためなのです。


詳細はこれからみなさん学んで行きますが、この部分はすべて

ストットラー先生のメソッドには含まれていて、もっとも重要な部分になっています。

そして、これは他のホメオパシースクールではあまり学ぶことのできない部分であり、

最大の強みであります。

その後、私は栄養学などもかなり勉強し実践している人たちをみてきました。

栄養もとても大切なのですが、それだけではなかなか良くならない人もいました。

それはハーネマンがオルガノン中ではっきり言っているとストットラー先生が教えてくれました。

なので、私の定義では、世界最強のホメオパシー療法を日本で一番最初に日本語で

学ぶことのできるスクールに入ったみなさんは、本当に運が強いなと思っています。


2番目は、ホメオパシー界の人間関係に関してです。

ホメオパシーがおかれていた環境はハーネマンの当時から厳しく、

またハーネマン自身、かなり攻撃的な人物であったことからも、

ホメオパシーの世界の人間関係はあまり良いものではありませんでした。


現代でも特に、流派の間での争いは激しく日本でもお互いがかなり批判的だと思います。

でも、そもそもホメオパシーを使っている人口はほんのわずかで、

その小さい中で争うのって本当に馬鹿馬鹿しいと思いませんか?


一般論ですが、人は全然違うことをやっている人を攻撃することはあまりないのですが、

近いことをやっていて、それがちょっと違う場合、差が小さい場合ほど人を攻撃するそうです。


大きな違いは気にならないけど、小さな違いはとても目につくという性質があります。


私自身もストットラーメソッドが世界一だと思っていますが、

それって、親が我が子が一番可愛いと思うこと、ペットでもいいのですけど、

それと同じじゃありませんか?


自分たちが一番と思うことは良いことなのですが、

他の流派の人も、それぞれが一番でいいと尊重しましょう。

批判しないでください。


ましてや、同じこのHAJpapan(エイチエージャパン)を選んだ仲間内では

批判しないでください。

批判したくなるようなことがあったのならそれは単に解決すべき問題です。

話し合って解決しましょう。

必ず解決方法があってそれはよりよい結果につながるはずです。


最後に、私の今後のビジョンをお話します。

私はホメオパシーを日本の医療の一つの選択肢にしたいと思っています。


そのためには、現代医療との連携が必須です。

ストットラーメソッドは世界最強と言いましたが、

現代医療も必要なものであることには間違いありません。


今回、HAJapanには医師が2名、歯科医師が1名、ご参加いただいています。

この先生方はストットラーメソッドを学んだのちには、

現代医療との架け橋になってくれると思うので、連携出来るよう動いていきます。


その時には、医師、歯科医師でないみなさんは日本を背負って立つ

プロフェッショナルホメオパスとしてしっかり活躍していくことになります。


ただ、これは私が働ける間にできるか、確約はできないので、

もしできなかったらみなさんでぜひ成し遂げていって欲しいと思います。


この4年間の学びはとてもとても大変だと思いますが、

いつでもこの勉強は未来のクライアントさんのためということを忘れないで下さい。

どうかみなさんで支え合って共に勉強に励んで下さい。


私たち創設メンバーは出来る限りのサポートをします。


代表 成瀬麻記子

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