2023.07.01
塾の危機の乗り越え方
6月の後半から少し生徒の動きが出てきました。
動きが出てきました。
あちらこちらで
「体験がスタートしました」
とか
「入塾が決まりました」
と言った声が聞こえています。私のところもポチポチと動いています。
これで6年間で入塾のなかったのがたった1か月で入塾はずっと継続しています。
多くの塾で動きが出ています。そういう意味ではホッとかもしれません。
今は6月というよりも4月に近い状況ですね。ただし悪いこともあります。
1つは集まっている塾はたくさん集まって、やはり固まっていることですね。
普段から集まっていない塾はやはり動きが鈍いです。それともう1つ。
コロナの影響で夏休みが減るところが多いですね。予想以上に長く「Withコロナ」の時期が続くようです。
それに伴って 塾も対応に追われています
危機の乗り切り方
コロナにかかわらず危機の乗り越え方いうのは決まっています。この方法は小企業であろうが、大企業であろうが出る方はほぼ決まっています。
実際に日産が赤字を出したときにも同じ方法を使っていました。また私がサラリーマンをしていた時期もです。
2億円の資金が不足したとき、それを調達するときも同じような手法を使って解決していました。
だから、企業の大小関わらずやることは一緒です。いわゆる定石ですね。
このパターンをしっかり押さえておくと問題が起きても解決しやすくなります。
そして、これは私が今まで何度も使った方法です。まずこれを手順通りやって行くのです。
それをステップバイステップで紹介していきます。
そのステップは以下です。
ステップ
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1現状の把握
まずは、現状を把握します。
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2情報の共有化
2人以上人がいる場合は、情報を共有します。夫婦でも同じです。情報を共有しないと亀裂が生まれます。
夫婦も2人以上いるわけですから、組織になります。
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3資金の調達
当面、資金が回るようにしないといけません。
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4経費の削減
通常、止血します。赤字にならないように不要なものは削っていきます。
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5売上アップの施策を打つ
経費を削減しただけでは、じり貧です。次に売上を上げるための施策を打ちます。
現状の把握
不安のほとんどが
「現実を正面から見据えていない」
ことにあります。
1.現状の把握
・何か知らないけれど不安だ
・大変だ。どうしたらいい
と思っていますが、ほとんどが現実を直視していないことに問題があります。
実際に私も長い間この不安で押しつぶされそうでした。塾を創業した当時は、
「生徒が集まらない」
ということだけで不安でした。今ではそんなことはしませんが、現実を直視していなかったと思います。
「生徒が集まらない」
という場合は
「そもそも集める努力をしていない」
ということが多いのです。実際にある塾では、
「生徒が集まらない」
という話を聞きます。実際にどんなことをしていのか聞くと
「ポスティングしたが集まらない」
と。枚数を確認すると
「200枚」
だそうです。一方集めている塾はポスティングを
「1000枚」
やっています。最初の塾に比べると5倍です。それを知るだけでも違います。
チラシの内容にもよりますが、同じだけのチラシをまくと結果は違ってきます。
まずは、現実を直視します。以前に勤めていた会社の社長がいっていましたが
というくらい不安が出てきます。私は一番苦しかったきとに、その借金の額を正確に把握したとき顔色が変わりました。
と。実際には「知る」ということからスタートです。例えば、
・売上が何パーセント減っているのか?
・粗利が何パーセント減っているのか?
・生徒数が何パーセントが減っているのか?
・客単価はどうなのか?
・全体の借入はいくらなのか?
など1つ1つ自分に対して質問していくのです。そうするとほとんどが何もわからない不安だった恐怖がはっきりと見えきます。
さらに借入でも
・どこからいくら借りているのか?
とか
・金利はいくらなのか?
一覧表にして出してみてくださいそうするとやることが見えてきます。まずはここをしっかり見据えて腹をくくることでわかってきます。
参考まで「多重債務者」のほとんどが、借入金額の総額を正確に把握していないそうです。
2.将来の予測
現状がわかったことで将来を予測していきます。
「このままの状態が続けばどうなるのか?」
と。例えば、100万円の借入をしました。そのときに
「毎月の資金不足はいくら?」
と質問します。ここでのポイントは「毎月の赤字」ではないことです。
黒字でも資金がショートすると経営はできません。だから、資金で考えます。借入の返済も考えます。そうすると
「毎月20万円の資金不足」
とすると単純に
100万円÷20万円=5か月
で資金がショートしてしまいます。その前に手を打たないといけません。
そうやって考えていきます。さらに資金ショートをしないように借入を増やすのかもしれません。
あるいは、資産を売却して資金を用意するのかもしれません。ですが、時間があれば手は打てます。
それを早めに予測していきます。さらに続きます。
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