スポーツ障害 肉離れ

スポーツ障害の一つと言われる肉離れとは...


スポーツや運動中の筋肉が収縮している時に、逆方向に引き伸ばされるような力がかかることで、筋肉が部分的に断裂する事を「肉離れ」と言います。

「肉離れ」はいわゆる俗称で、医学的には「筋挫傷」と呼ばれます。

ふくらはぎや太ももなどの下半身の筋肉に起こることが多く、肉離れが起こると断裂部位に痛みが生じるため普通に歩くことが難しくなります。

こむら返りや筋膜炎など肉離れと似た症状があるため、判断が難しい場合にはMRIなどの画像検査が行われることもあります。また、断裂部位に触れるとへこみを感じることもあります。


どのような時に起こりやすいのか...


・陸上競技のスタートダッシュのように急に走りだす。

・サッカーなどで多い急に止まる動作。

・バレーボールやバスケットボールのジャンプして着地する。

などの動作で起こることが多いです。


肉離れが起こったら、直ちにスポーツを中止して応急処置を行います。応急処置にはRICE処置と呼ばれる方法があり、損傷部位の障害を最小限にして早期のスポーツ復帰につなげることができます。

ただし、意識消失や大量出血があったり、脱臼・骨折などが疑われたりする場合などは直ちに救急車を呼び、けが人を動かさないようにしましょう。


~RICE処置とは~



安静(Rest)、冷却(Icing)、圧迫(Compression)、挙上(Elevation)の頭文字をとった言葉です。




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