2023.06.04
【RPGによせて】⑥再熱:ソロモンの偽証
はじめましての方も、
いつもましての方も、
おはようございます、こんにちは、こんばんは。
小林桃子です。お待たせしました。
前回の答え、考えてくださいました?
当たりましたか?
答えは『ソロモンの偽証』でした。
映画を観たくて、その前に小説が読みたくて!
文庫6巻という大分量の物語。
でもその分すごく緻密に描かれる人間関係のあやが素晴らしい。
文章だけで一人ひとり人生が見えるってすごいことだと思うんですよ。
主人公は藤野涼子ちゃんという中学生。
彼女の学校で起きた一人の男の子の死から始まる物語。
雪が降る景色が印象的です。
中学時代って、本当に思春期真っただ中で、感受性の塊みたいな感じだと思うんですけど、
それがとても生き生きと描かれていて、
今の自分の年齢で読むと親とか先生の気持ちも理解できたりして、
その面白さはもっと広がるなぁと感じました。
生徒たちの裁判までのプロセスと、
行われた裁判の中のプロセスがとても丁寧に描かれていて、
目を閉じてしまいたいような痛みとかもじわじわと感じながら読み進めます。
映画も前後編という形で公開されまして、映画も読了後に観ました。
自分的には、大好きな津川雅彦さんが重要な証言者の一人としてご出演されていらっしゃることが特別でした。
お亡くなりになった後で、こうして映像を通してお姿を拝見できることが出来るってすごいことだなぁと感じました。
正直、津川さんが出てきた瞬間、物語そっちのけで泣いてしまいました。
思い出の中でどんな方もちゃんと生きている。
だからこそ、それを真っ正直に残していきたい!
そんなことを思いました。
人間は嘘をつくものです。
嘘はいろんなことを曲げてしまう。
それはいいこともあるだろうけど、そうでないこともある。
私は嘘をついたり秘密がある人を信じられないという実体験があるので、
出来る限り嘘のない生き方をしたい。
そうやって私は普段生きています。
それは今回の稽古場でのNOTEで演出家から伝えられる言葉にもありました…が(汗)
あれ、でも、きっと同じ体験をしてもだからこそ嘘をつく側に行く人もいる気がする!!!
おおお、すごいことに気が付いたかもしれない!!!
そうか!!!
そうだ~!!!
そうそう、今回の『R.P.G.』のチラシに
「お父さんが殺された。
お父さんには秘密があった……。」
と書かれているんですが、秘密って普通の方ってどんな風に持っているんだろうかなぁとか思ったりしています。
私、秘密というほど大きなものはないかもだけど、
思っていても言わないことや、あえて言わないはたくさんある気がしています。
でも、それも関係性の中であるかなぁとも思うし、あえて秘密ってなんなんだろうなぁ。
ちなみに、18歳の頃親に秘密にしていたことはファーストキスは済んでいることでした。
18歳の私、かわいいな(笑)
さて、実は前回から記事にある誤りがあって、それは秘密にしようかなと思ってます。
まぁ、大勢には影響ないのでいいかなと☆
ちなみにどんな誤りかわかりますか?
本当に大したことないんですけど。
私の勘違いで、さっきアメブロみて愕然としたと言うねwww
(って、これ、答え出す感じやん。そうしたらそれって秘密じゃない…ですよねwww)
次回は『パーフェクト・ブルー』のお話☆
ではまた。