【まるオホ】酒井農園〜日々挑戦!素材もまるごとオホーツク産

北見市にある「酒井農園」さん。ここで今、親子二人三脚による味噌づくりが終盤を迎えています。

代表の酒井真知子さんは、50代で一念発起して新規就農したパワフルな女性。
かつて34年間、栄養士として子供たちの給食を支えてきた彼女が、なぜ今、土にまみれ、味噌と向き合っているのか。
そのひたむきな手仕事の現場を訪ねました。


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1.一粒のトマトが変えた人生

作業場へ一歩入ると、蒸し上がったお米の甘い香りが漂いました。
写真は北見市・酒井農園。代表の真知子さんと娘の穂波さんが、阿吽の呼吸でお米を冷ます姿です。
ここから麹菌を加え、味噌の命を吹き込んでいきます。
「もともとは栄養士だったんです」
笑顔で明るく話す真知子さん。34年間、給食の献立作りを通して子供たちの健康を支えてきました。
転機は2007年。
地元産のトマトの味に衝撃を受け、「自分でもこんな野菜を育ててみたい」という想いから50代で新規就農。
決して楽な道ではありませんでしたが、「人生をかけて始めたこと。諦める選択肢はなかった」と振り返ります。
どんな時も彼女が見つめていたのは、この地の土が育む豊かな恵みと、それを丁寧に形にした「安心できる美味しさ」でした。



2.柔らかな感性で共生し、発酵への好奇心

真知子さんの畑では、毎朝の「おはよう」という声かけから始まります。
無農薬での栽培にこだわり、手間のかかる草むしりも彼女にとっては対話の時間です。
「草にも一つひとつ名前があるから“雑草”とは呼ばないの。水不足のときは、草の根にある水分を野菜におすそわけしてもらうこともありますからね。」
と、柔らかな感性で自然と付き合っています。

柔らかな心を持ちながら、真知子さんを突き動かすのは旺盛な好奇心です。
実は「発酵」そのものに魅了され、一番初めに挑戦したのはなんとビール作り。そこからワイン作りなど、興味の向くままに未知の世界へ飛び込んできました。
そんな真知子さんのチャレンジ精神は、たくさんの出会いと学びを生み、その点と点が結びついた先に、現在の「味噌づくり」がありました。



3.地元産100%で仕込む、こだわりの手作り味噌

本格的な販売は2019年から。現在は白・黒・青・米の4種類、年間100樽(約2トン)もの味噌を仕込んでいます。
こだわりは、地元産の豆と米、そして「オホーツクの塩」で醸すオールオホーツクの味。
その実直な品質はオホーツクブランドにも認定されています。
麹を贅沢に使った「白みそ」は、口の中でとろけるような甘みが広がります。
一方、見た目にもインパクトがある「黒大豆みそ」は、ポリフェノール豊富で栄養価も高く、
お湯を注ぐだけで立派なご馳走になるほどの食べ応えです。
収納庫にずらりと並ぶ味噌樽は、彼女たちが「おいしい」を求めてコツコツと積み上げてきた情熱の証。
一樽ごとに、豊かな個性が静かに育っています。



4.親子で紡ぐ「阿吽の呼吸」とこれからの夢

「大変だと思ったことはない」と笑う真知子さんの横で、力仕事を担う穂波さんは少し大変そう。
それでも、多くを語らずとも淡々と進む作業には、親子ゆえの阿吽の呼吸が流れています。
「たくさんのことにチャレンジしてきたけど、いつも「人」の繋がりや出会いに助けられてきました。」
感謝の言葉を何度も口にする真知子さんの視線は、すでに次なる挑戦に向いています。
オールオホーツクの醤油づくりや、北見らしいハッカを活かしたハチミツの展開…
その好奇心はとどまることを知りません。



結び

パワフル全開の真知子さんに、静かに、けれど力強く寄り添う穂波さん。
親子で育むこの穏やかな温もりもまた、味噌の大切な隠し味となって、これからもオホーツクの食卓にそっと寄り添い続けていくはずです。

「まずはやってみる!」
その一歩が、一粒のトマトから百樽の味噌へ。
オホーツクという大地の力を誰よりも信じ、その価値を形にし続ける真知子さんの挑戦は、これからもまだまだ続いていきそうです。


★味噌の販売先★

コミュニティプラザパラボ、道の駅おんねゆ温泉、コープさっぽろきたみ春光店・びほろ店など。
イベントでは直面販売もしています。
公式サイトでも随時販売予定。


~PROFILE~
合同会社 酒井農園
北海道北見市川東70−7



応募ホームURL:https://x.gd/aSJu3


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