2026.03.22
「人生の答えを探すのをやめたら、人生が動き出した」
もしもあなたが、人生の道のりに迷っているときに
なぞのお坊さんに出会ったとしたら—— 何を聴きますか?
「私はそれなりに真面目に生きてきたつもりですが、 これから何をして生きていけばいいのかわかりません。
何をすればいいでしょうか?」
なぞのお坊さんは答えました。
「あなたは〇〇をしなさい!」
「〇〇ですか!はい、わかりました。〇〇します」
それから〇〇し続けてきたけれど、 人生は特に変わりませんでした。
そこでまた、なぞのお坊さんを探して会いに行きました。
「お坊さん、〇〇しなさいと言われたので〇〇しましたが、 人生はたいして変わっていません。 どうしたらいいのでしょうか?」
なぞのお坊さんは言いました。
「では〇〇をそのまま続けるか、△△をしなさい」
あなたは聴きました。
「どっちがおすすめですか?」
お坊さんは答えました。
「どっちでもいい。 ただし、△△をするならゼロから。 〇〇ならこれまでの積み重ねがある。 ただそれだけだ」
「え〜、だったら〇〇します。 でもこれから先やっても何も変わらなかったら?」
「何も変わらないということに、あなたは気づくだろう」
「は?」
「つまり、私が言うことなど何も意味はない」
「え?」
「何を行うか、自分で決めることだ。 そもそも人に決めてもらおうとすること自体が、 道を迷っている証拠だ」
「……確かに」
どこに行っても、 誰に聞いても、 何も現実は変わらないことに気づいたわたしは、 日常に戻ったとさ。
すると—— 人生はゆるやかに変わり始めた…。
この話は、実際に私が離婚したあとに全国の寺社仏閣を巡ったときのイメージのお話です。
本当にあちこちの神社などを訪れましたが、そういった示唆を与えてくれるようなお坊さんには出会っていません。
人は自分ではわからない時、答えを探しにビジョンクエストをすることがあります。
実際に自分もやってみて、最終的には日常生活に戻るしかないという結末を体験しました。
青い鳥を探したところで、遠くや非日常の中に青い鳥はいませんでした。

「十牛図(じゅうぎゅうず)」
禅の悟りプロセス
牛(本来の自分)を探して旅に出るが、
最終的にどうなるか
普通の生活に戻る(市中に入る)
自分がやってきたことを失った時、 人は何もかも失ってしまったと感じ、 生きる意味を見出せない状態になってしまいがちです。
しかしそれは、他人からの評価を基準にした "他人軸の世界"で生きていると起こることです。
これを「欠乏意識」といいます。
足りないからあれをすればいいのか? これをすればいいのか?
とまだやっていないことに手を出すうちに、 自分を見失ってしまいがちです。
でも実は——
日常の中で、自分にできることは そんなに大それたことでない場合がほとんどです。
単純に手が足りない時に、そっと手を差し伸べる。 それだけでよかったりする。
これはつまり、「自分の存在意義」についての自我(エゴ)の苦しみのお話です。
エゴが大きければ、苦しみもまた大きくなる。
「今日、誰のために生きる?」
その問いの中には、実はもうひとつの答えがあります。
「今日、自分のために生きる」
自分の存在意義に悩んだからこそ、 人の苦しみも理解できるようになる。
それもまた、人生のプロセスなのかもしれません。
さて、明日は——

看護師でありながら、僧侶の資格も持つという 特別な視点を持つ方をお招きします。
山口県下関市で訪問看護ステーション「キャリアホープ」を経営され、 数多くの"命の最期"に寄り添ってきた
看護師・廣瀬春美先生。
壇ノ浦——源平合戦の跡地のすぐそばに暮らし、 日々「死」と向き合い続けている方です。
そんな廣瀬先生に、「月と死」をテーマに 死と、生き方についてお話を伺います。
どうぞお楽しみに!!
【明日朝開催|無料Zoomイベント】
人は、死を見つめたとき——どう生きるのか。
明日の健康情報オンラインサロン「ISIN塾」では、 廣瀬春美先生をゲストにお迎えし、 「月と死」をテーマにインタビューします。
こんな方におすすめです。
- 看取りや終末期ケアに関心がある方
- 家族の死や人生について考える機会が増えた方
- 医療・介護・看護の仕事に関わっている方
- 心が揺れる今だからこそ、生き方を見つめ直したい方
朝の30分、通勤中や家事をしながらの耳だけ参加も大歓迎です。 どなたでも無料でご参加いただけます。
日時:3月23日(月)7:30〜8:00 開催:Zoom ミーティングID:939 160 7884 パスコード:358369