【塾倒産】塾の裏側。塾を閉めるまでどうなっていったのか?

最近は塾も厳しい状態が続いていますね。特に中学生が集まらない。

「塾を閉める人」

「生徒数が激減してつぶれそうなところ」

も多いです。また、今までは塾だけで食べていけたのに生徒数が減って昼間は他の仕事をして、夜には細々と塾を続けている先生もいらっしゃるようです。

以前に受けた相談

最近はなくなりましたが以前はこんな相談をよく受けました。

少し面識のあった塾の先生から

「○○塾です。今倒産の危機に瀕しています。家のローンも残っています。高校生だけでもFAX指導の生徒を紹介していただけませんか?」
「弟は塾を経営しています。近所に大手の塾が出来ました。生徒数が大きく大手に取られました。弟は50歳で今さら他の仕事は出来ません。何とかネットで集客する方法を教えていただけませんか?」

と。そのときから比べてもさらに「子どもの人数が減っている」のですから、

「塾1件当たりの人数」も減りますし、「塾の数」も減らないとおかしいと思います。

それなのにこの状態で「塾を開業」する人もいるのです。というのは以前は

「リストラされた」→「他の会社に転職」

でしたが、今は

「リストラされた」→「行く場所がない」

(業者)

「塾を開いてはどうですが?最初の資本もかかりませんし・・」
→「そうか。学生時代は家庭教師をやったこともあるしこれなら」

(業者)

「今はパソコンを使って指導できますよ」
→「おーー。これなら出来そう」

なんて思いながら・・開業。

「ようし、これで俺も一国一城の主。社長だ。はははっ」

みたいな・・。そして、開業しては

「塾には観葉植物を置いた方がいいな」
「椅子はこれにして」

「保護者の方が来たらお茶はどうしょう」
「生徒がたくさん来たらいけないからプリンターはもう1台必要かな」

なんて

「教室一杯の生徒を妄想しながら」

ワクワクして準備を。ですがしばらくすると

「あれ?生徒が来ない」
「おかしいなぁ」

(1か月後)

「あれ生徒が来ないよ。まずいな・・ようしチラシをもっとまこう」

と。さらに(2か月後)

「えっ生徒が全然集まらないよ。やばい。お金がどんどん減っていく」

そして、1年経つと

「ほとんどうまくいかなくと辞めてしまう」

のが現状です。当たり前ですが、

「指導が出来ても生徒が集まらない」

のです。当然子どもの人数が全体的に減っているのだから

「集まりにくくて当然」

なのですが。さらに悪いことに大手も生徒数を確保するために

「えっこんなところに塾を?」

をみたいに出店してきます。どんどん塾の競争も過酷に。

「なぜこんな話を書くのか?」

というと

「考える人を育てるため」

です。

「勉強は出来ても使えない子」

ではなく、

「頭を使うから勉強【も】できる子」

に育ててほしいからです。実は今までの話は

「私の開業したときの私の話」

とかなりかぶっています。(笑)

もちろん、私は「リストラ」されたわけではないですが、「開業」した気持ちは同じようなものです。

「塾を開業」という話を聞くたびに心が痛みます。昔の自分を思い出すようで・・・。

私の開業時代

その昔話を少し・・・私が奈良で塾を開いたのが

平成10年7月

でした。それまでも塾の形態でやっていたものの本格的に場所を借りてスタートしたのが

「奈良の大和郡山市 筒井駅1分の所」

でした。今でも看板だけはあります(笑)当時は塾の運営方法がわからなかったので塾のコンサルタントに入ってもらってスタートしました。

しかも「評判」のパソコンでするため機械も10台購入・・・(笑)

初期費用は機械代が200万円。コンサル料が月5万円

でした。私は元々学生時代には毎日家庭教師をやっていたので「教える」ということには慣れていました。

通常「学生家庭教師」というと「指導人数1人~2人」とお小遣い稼ぎですが、

私の場合は生活費を稼ぐために「派遣会社」に登録して多いときで「月20人」指導していまいた。

土日の指導は「朝9時~夜10時」で。ですから指導人数も結構多かったので「塾も出来る」

と(笑)ですが、実際にスタートしたときには「とんでもない」ことになったのです。

続きは明日。

「集客の不安から解放」されたい方は8年間、毎月集客しているシステムを体験できます。

集客の不安から解放される「集客システム体験会」はこちら



【塾倒産】地獄への開業 一覧 ウンコを流さない集客法