今後3年間のために知っておきたいデジタル化について

30年間のデジタル化を体験してきた私が伝えたい
「2026年からの3年間」が人生を変える理由
はじめに〜「難しそう」と思っているあなたへ〜


こんにちは。鹿児島でパソコン教室とアロマセラピースクールを経営しています。


「デジタル化」「DX」「AI」…最近、こんな言葉をよく耳にしませんか? 「難しそう」「私には関係ない」「今のままで十分」 そう思われる方も多いかもしれません。

でも実は、私も最初はそうでした。 1995年、大学生だった私が初めてインターネットに触れたときのことを、今でも鮮明に覚えています。

今日は、30年間のデジタル化を実際に体験してきた私の視点から、「なぜ2026年からの3年間が大切なのか」を、日常生活に置き換えてお話しさせていただきますね。



私が体験した30年間のデジタル革命

1995年:インターネットって何?の時代

大学の文化祭で「インターネットって何?」というブースを企画したほど、当時はパソコンにインターネットが繋がっていること自体が珍しい時代でした。

見られるのは海外の美術館のサイトくらいで、それも画像なし、英語の文字情報だけ。 


大学卒業して何をするか決まっていなかったモラトリアムな私でしたが、

デザイン科の生徒は大学時代から「WEBデザインの仕事がある」と聞いて

いいな〜 と思ったぐらいで、東京での就職はなく、郷里鹿児島で教師になる。


1999年:iモードで世界が変わった

鹿児島県の教職員になった年、ガラケーに「iモード」がつきました。

職員同士でメールを送り合えるようになったとき、職員室にいてもで連絡を携帯で取るようになりました。


これまで:職員室の電話や直接会って連絡 iモード後:移動中でも、帰宅後でも連絡が取れる

楽しいコミュニケーションツールを手にした気分でした。


2005年〜2006年:学校現場にもデジタル化の波

2005年:鹿児島市の教育委員会から「学校HPを作るように」という業務命令があり、私が製作しました。

PTAの連絡網も手作業で製作していたので、連絡ツールとかないかなと探したりもしましたが、

そこまでデジタル化はできませんでした。


学校の先生で一番大変な作業が評定付けと通知表製作でした。家に持ち帰り仕事が当たり前だったので効率化できないかと考えました。

そこで、2006年:通知表の評定を自動印刷するシステムをExcel VBAで製作。

手書きで何時間もかかっていた作業が、ボタン一つで完了するようになりました。


20名近くの職員が全員デジタル化を受け入れ、仕事が楽になりました。


2008年〜2011年:起業への挑戦

公務員を辞めて起業したいという夢があり、2008年に個人ブログを始めました。

2010年には密かに個人HPを製作し、2011年3月の退職後、金額などを掲載して沖縄へ移住。


自力で集客し続けました。


広告費をかけずに、HPやブログだけでお客様が来てくださる。 

自分ができることはとにかく発信すればお客様は来てくれるという現実でした。


2017年:医療現場のデジタル化

結婚を機に、整形外科クリニックでAIRレジを導入。

さらにYouTube、メルマガ、WordPressでのHP運営、動画コンテンツの作成など、

デジタルマーケティングに本格的に取り組みました。

結果:

  • 来館者数が増加
  • イベントの集客が向上
  • 患者さんとのコミュニケーションが深まった

デジタルは「冷たい」と思われがちですが、実は「人とのつながりを深める道具」なんです。


2019年:オンラインで世界が広がった

離婚という人生の転機を機に、新しい挑戦を始めました。

  • YouTube動画配信
  • オンラインスクール
  • オンラインサロン
  • ツクツクEC事業

気づいたこと: 場所にとらわれず、自分の強みを活かせる時代になった

福岡にいながら、全国の方とつながり、サービスを提供できる。


子育て中の方、介護をされている方、地方に住む方にとって、これほど可能性が広がる時代はありません。


2025年:さらなる学び

鹿児島県高度デジタル人材育成支援事業で、ITコンサルティングとAI活用を修了しました。

感じたこと: 学び続けることで、年齢に関係なく新しい世界が開ける


2020年以降:私たちの生活は本当に変わった

iモードからスマホ革命へ

私がiモードで感動したように、スマホの登場は「生活のルールを書き換えた」といえるほどの革命でした。

iモードの時代:

  • 携帯からメールが送れる
  • 天気予報が見られる
  • 電車の乗り換えが調べられる

スマホの時代:

  • カメラ、地図、メール、音楽、動画、SNS、買い物、支払いが全部一つに
  • まるで「生活のリモコン」


2020年コロナで「必須」になった

2020年以降、私たちは強制的にデジタル化を体験しました。

変わったこと:

  1. 買い物:商店街よりもAmazonが当たり前に
  2. コミュニケーション:電話よりもLINE
  3. 情報収集:TVよりもSNSやYouTube
  4. 支払い:財布よりもスマホ

これは「リアルに行く」より「スマホで済ませる」社会への大転換でした。


DX(デジタルトランスフォーメーション)は「生活の電化製品化」

DXと聞くと難しそうですが、日常で例えるととても簡単です。

DXとは、生活に家電を取り入れるようなもの

  • 洗濯機:手洗い労働から解放
  • 冷蔵庫:毎日買い物に行かなくてよくなった
  • 電子レンジ:調理の時短革命

デジタルツールやAIは、仕事の家電製品なんです。


私の教室での実例

Before(手作業の頃):

  • サロン予約はLINE

After(DX後):

  • 予約は24時間オンラインで自動受付
  • 売上管理はCMS(カスタムマネジメントシステム)で管理
  • お知らせはメルマガで一斉配信
  • zoomやYouTube動画で顧客をフォロー

結果:

  • 自宅にいながら仕事が完結
  • リアルに会える人でなくても仕事ができることに気づいた。
  • 現金をリアルに受け取らなくても月末に銀行口座に入金される。


なぜ2026年〜2029年の3年間が重要なのか?

この時期は、ITの歴史で言うと第3の大転換期に入るからです。

  1. iモード時代:情報が外で手に入る
  2. スマホ時代:生活そのものがオンライン中心
  3. AI時代(これから):使える人と使えない人の差が人生レベルで開く


具体的に何が起こる?

1. 病院での変化

  • 2024年12月2日から健康保険証の新規発行が停止され、2025年12月1日に全ての健康保険証が使えなくなります
  • マイナンバーカードを機械にかざすだけで受付完了
  • お薬手帳を持ち歩かなくても、過去の薬の情報が先生に自動で伝わる
  • 2025年から全国約10箇所の医療機関で電子カルテ情報の共有が開始される予定

2. 学校での変化(お孫さんがいる方)

  • 2026年度から4年間かけて学校の事務作業がクラウド環境に移行
  • 連絡帳がスマホアプリに
  • 先生とのやり取りがスムーズに

3. 日常の手続き

  • 引っ越しの手続きが役所に行かなくてもスマホで完結
  • 確定申告が自動計算されて簡単に


DX化が必須になる3つの理由

理由1:世界の変化に置いていかれないため

例えるなら: ガラケーからスマホに変わった時、「変えるのが面倒」と使わなかった人が、結果として社会からどんどん不便を感じるようになったのと同じです。


理由2:人手不足でも仕事を続けるため

日本は少子高齢化で働く人が減っています。 重い荷物を手で運ぶのではなく、デジタル技術が運んでくれるようになれば、人手が少なくてもサービスを提供できます。


理由3:災害や危機に強くするため

大事な書類を会社の金庫にしまうのではなく、クラウド(インターネット上の倉庫)に保存しておけば、災害時でも仕事が続けられます。


ITが苦手な方へ〜私からのメッセージ〜

「できない」は「まだ知らないだけ」

30年前、私も「インターネットって何?」から始まりました。 iモードでメールを送るのも、最初はドキドキしました。

でも、一つずつ使っていくうちに、 「あれ?これって便利!」 「もっと早く使えばよかった!」 と思うようになりました。


今からできる小さな一歩

レベル1:「冷蔵庫の使い方を覚える」感覚で

  • スマートフォンの基本操作を覚える
  • マイナンバーカードを作る(郵便局や役所で手続き可能)

レベル2:「電子レンジで料理する」感覚で

  • QRコード決済(PayPay等)を1つ使えるようになる
  • メールやLINEで連絡を取れるようになる

レベル3:「便利な家電を活用する」感覚で

  • オンラインで買い物や手続きができるようになる
  • ビデオ通話で家族と顔を見て話せるようになる


心配しなくて大丈夫です

  1. 急に全部変わるわけではありません 2026年からの3年間で、少しずつ変わっていきます

  2. 紙でもできます マイナンバーカードを持っていない方には「資格確認書」が無償で自動交付されます

  3. 助けてくれる人がいます 役所、携帯ショップ、そして私たちのようなパソコン教室で教えてもらえます


まとめ〜デジタルは「人生を楽にする道具」〜

私が30年間で体験してきたこと、それは 「デジタルは怖いものではなく、人生の可能性を広げてくれる道具」 ということです。

  • 洗濯機が登場したとき
  • 冷蔵庫が登場したとき
  • 電子レンジが登場したとき

最初は「使い方が分からない」「今のままで十分」と思った方もいらっしゃるでしょう。 でも、慣れれば生活がとても楽になりましたよね。

デジタルも同じです。


2026年からの3年間は、人生の可能性を広げる3年間

  • AIを使える人が、時代の波に乗れる人になる
  • DXとは「新しい移動手段(デジタル)を手に入れること」
  • 人生の可能性を広げるための免許のようなもの


ITが苦手な人ほど、人生が"圧倒的にラクになる時代"が来ています

私のパソコン教室では、自分でデザインツールやオンラインツールを使いこなせることをマンツーマンでレッスンしています。

「できない」と思っていたことが「できた!」に変わる瞬間、皆さんの顔がパッと明るくなります。

あなたも、一緒に新しい一歩を踏み出してみませんか?


パソコン教室・アロマセラピースクール経営 30年間のデジタル化を体験してきた講師より


「一人でも多くの方が、デジタルを味方につけて、もっと自由に、もっと楽に、人生を楽しめますように」

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