なぜあなたのAIは言った通りに動かないのか?


背景と目的を伝えないとうまく動かない

結論を言いますと、AIを使う時は人が中心になって、背景・目的・優先順位を伝えて使うっていうことなのです。

AIを使っていると、なかなかこう思う通りいかないということがあるかと思います。

例えばプロンプト(いわゆる命令文)を入れても、言った通りにならないていうことがあるかと思います。

以前に書いたものを忘れていたりとか、なぜかって言うと、一度にたくさんのことを指示する。

ザックリした命令とかプロンプトに関しては、うまく稼働しないっていうことがあるのです。

それをより具体的に使うための話をしていきたいと思います。

AIは成長の早い新入社員

分かりやすい例で言うと、AIっていうのは成長の早い新入社員という風に思ってもらったらいいのです。

人間同士である程度こう常識っていうのが、いわゆるお互いに中身が分かっている場合はいいのです。

要するに、コンテンツとコンテクストってことです。

コンテンツっていうのは中身で、コンテクストっていうのはその背景と捉えてもらったらいいのかなと思うのです。

具体例1: 掃除の指示

例えばコンテンツって言うと、例えば「掃除をしなさい」っていう指示をしたとするじゃないですか?

掃除をするっていうのは1つの命令なのだけど、その背景にあるなんで掃除をするのかっていうことも伝えないといけないのです。

「掃除をしてください」ってロボットに言ったとするじゃないですか?

背景を伝える

そしたら、なんで掃除をするのかって言うと、「今日家庭訪問があって学校の先生が来るから掃除をしてください」と。

優先順位を伝える

優先順位は、まず玄関、先生が入るそのお客さんの場所、そしてトイレ、その順番に掃除をしてください。

できたら台所の水回りもしてください。さらにお風呂も掃除をしてください。

みたいに優先順位を言わないと分からないのです。

指示が曖昧だとどうなるか

「掃除をしてください」だったら、例えば、ロボットだったら台所からするかもしれない。

台所の掃除をして、その次ちょっとお風呂して、またトイレして、また台所してみたいな形でなっちゃいますよね。

そういう風になるので、必ずその背景とか目的っていうのを伝えないといけないのです。

5W1Hを伝える

もうちょっと分かりやすいと、5W1Hっていうのがあります。

  • いつ?
  • 誰が?
  • 誰に対して?
  • こんなことをするから
  • こういう目的でやってくれ

っていうことをちゃんとAIに伝えないといけないのです。

それはもう新入社員もそうじゃないですか?

具体例2: コピーの指示

新入社員が入ってきて、「よろしくお願いします」と。

例えばコピー取る時、「コピーしてね」って言っただけで、「コピーをしてください」よって分からないのです。

詳細を伝える

  • いつまでに?
  • 何枚?
  • 目的は?
  • 例えば社内なのか社外なのか?

っていう風に言って、「コピーをしてください」っていう風にすると、例えば、会社によっては社外のコピーだったら裏紙が使えない。

社内だったら裏が見つかってもいい場合もあるかもしれないし、社外だったら裏が見つかったらダメだっていうのが分かるじゃないですか。

優先順位を伝える

「いつまでに」って言うのだったら、優先順位決めて、新入社員にも伝えますよね。

もうね、今11時で、12時までだったらもうすぐじゃないか、優先的に仕事を取り掛かりますよね。

AIの使い方のコツ

そんな風に、AIに関しては、その指示だけじゃなくて、その背景をちょっと教えて、優先順位をつけてやる。

そうしないと、なかなか言った通りしてくれないっていうことなのです。

しかも、同時に一度にたくさんのこと言うんじゃなくて、1つに対して1つの指示ってことをやればやるほど、精度が上がるのかなと思っています。

これが上手なAIの使い方になります。

AIは成長が早い

ただし、AIは非常に覚えるのが早いのです。

成長速度が早いので、やればやるほど学習してきますので、是非とも使ってみてください。

ただし、AIも忘れるってことがあるので、その点を踏まえて注意をしてください。


WEB集客研究会 堀

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