2025.10.21
なぜ24万円の広告は失敗し、150枚のチラシは成功したのか?
私は広告費24万円を、一瞬で無駄にしました。
反応は0。
登録すら0。
一方、150枚配ったチラシからは3人が入会しました。
なぜ、こんなに差が出たのか?
その答えが、インターネットビジネスで25年間生き残ってきた秘訣です。
私が24万円を無駄にした話
海外での日本人向け雑誌に広告を出しました。
1か月8万円。
広告会社の勧めで、「3か月分まとめて出すと効果的ですよ」と言われ、いきなり24万円を一気に使いました。
結果は...
反応は0。
登録すら0でした。
24万円が、完全に消えたんです。
何も準備せず、テストもせず、広告会社の言葉を信じて、いきなり大きく出した結果です。
一方、150枚のチラシは成功した
同じ時期に、会員向けのレター型チラシを作りました。
このチラシは、私がオンラインで何度もテストした内容をチラシに変えたものでした。
結果は...
150枚配って、3人が入会。
反応率2%。
オンラインで何度もテストして、うまくいった内容だったから、チラシでもうまくいったんです。
なぜ、こんなに差が出たのか?
答えは明確です。
24万円の広告が失敗した理由
- 何も準備していなかった
- テストしていなかった
- いきなり大きく出した
- 広告会社の言葉を鵜呑みにした
150枚のチラシが成功した理由
- オンラインで何度もテストしていた
- うまくいく内容が分かっていた
- 小さく始めた(150枚)
- 自分で検証した内容だった
つまり、「小さくテストする」か「しないか」の違いだったんです。
結論:すべては小さくテストしてから大きくやる
インターネットビジネスで25年間やってきて分かったことがあります。
それは、小さくテストしてから大きくやるということです。
派手な成功例に憧れる気持ちは分かります。
でも、現実的にうまくやるっていうのは、とにかく小さな失敗リスクをいかに抑えるかなんです。
私の24万円の失敗がそれを証明しています。
理由①:インターネットの世界では「慣れる」ことがない
インターネットを25年やってきました。
けど、インターネットに慣れるということはあまりないです。
なぜ慣れないのか?
理由は簡単です。
どんどん新しいことが出てくるから。
今までのやり方を継続してやってたら、当然うまくなります。
でも、インターネットの世界では、新しいことが次々と出てくるんです。
新しいこと = 初心者
つまり、新しいことが出てくる = 初心者ということです。
例えば、今だったらAIが出てきています。
- ChatGPT
- Claude
- Gemini
次々と新しいツールが出てきますよね。
当然、新しいものが出てくると、1から操作を学ばないといけません。
だから、なかなかうまくいかないことが多いんです。
理由②:トラブルは必ず起こる
そして当然ですが、トラブルは起こります。
トラブルが起こるから、それに対する対処も考えていかないといけません。
勘違いしてほしくないこと
インターネットでビジネスをしていて、トラブルが0になるってことは基本ないんですよ。
さっき言ったように新しいことだから。
慣れたことをずっと続けるんであれば、トラブルっていうのはかなり減って、ほとんどなくなってきます。
でも、インターネットの世界では新しいことが出てくるので、常にトラブルとその対処がつきまとってくるんですね。
だからこそ、小さくテストしていくことが重要なんです。
具体例①:オンライン塾を始めた時
私の場合、オンラインの学習塾を始める時にどうしたか。
いきなり生徒をインターネットの授業で、例えば30人でやるんではなく、小さく1人ずつやっていったんですよね。
トラブルを許してくれるお客さんで試す
しかも、トラブルが起こったとしても許してくれるようなお客さんで試していくわけですよ。
お客さん1対1でやってみる。
トラブル、当然起こりますよね?
そのトラブルを解消してから、2人、3人という風に増やしていくわけです。
そうすると、大きなトラブルにならないので対処していけるってわけなんですよ。
具体例②:広告費100万円の使い方
例えば、広告費100万円があったとします。
あなたなら、どう使いますか?
❌ 間違った方法
100万円の広告をドンとかける。
私が24万円でやって失敗したように。
✅ 正しい方法
1万円の広告をちょっとずつ出していく。
1万、2万、3万、4万とやっていくと、必ずうまくいくやり方があるんです。
そのやり方が30万円で分かったら、残りの70万円を一挙に広告に回す。
こういう風に、小さく小さくテストしていくってことなんですよね。
一見面倒くさそうに見えるけど...
一見、それって手間取って面倒くさそうに思うんですけど、確実なんですよ。
24万円を失った私が言うんだから、間違いありません。
具体例③:通販会社のチラシ戦略
ある有名な通販会社は、チラシを作る時、何種類作ると思いますか?
1つの商品を作るのに20種類ぐらい作るんです。
チラシを20種類。
で、全部、例えば4万円ずつ、20種類テストしていくんですね。
4万、4万、4万...
そしたら80万円じゃないですか?
当たったチラシを大きく展開
その中で1番当たったチラシを大きくお金かけて大々的に広告を打つっていう形でしていくんですよね。
私の150枚のチラシも、これと同じ考え方です。
オンラインで何度もテストして、うまくいった内容をチラシにしたから、150枚で3人という結果が出たんです。
そうやって、小さく小さくテストしながら、いろんなことを小さく、小さく、トラブルを想定しながらテストしながら行動していくと、大きなトラブルにはならないってことなんですね。
注意:劇的な成功例に騙されるな
ちょっと注意してほしいことを言います。
例えば、よく成功の法則とか本に書いている事例に上がっているっていうのは、とても刺激的で劇的なんですよね。
「すごいな。こんな風になったらいい」
って思うかもしれない。
でも、実はそれは逆なんですよ。
時速160kmで走る車の例
例えば、160kmの道のりを車で高速を飛ばして1時間で着いたとします。
これ、単純に計算すると、160km ÷ 1時間で時速160kmで行ったことになりますよね?
はたから見たら「すごい!」ってことじゃないですか?
でも、これは危険
これって実は特別のことなんだけど、これはまずいんですよね。
だって:
- 事故を起こすリスク
- 信号無視で警察に捕まる
- トラブルがあるわけじゃないですか
で、そういうのを基準にしてしまうと、おかしくなるんですよね。
物語としては面白い、刺激的なんだけど。
現実的な成功
でも、現実的にはうまくやるっていうのは、とにかく小さな失敗リスクをいかに抑えるかってことなんですよ。
だから、例えば160kmの道のりだったら、時速80kmで2時間かけていく。
普通ですよね?
っていう風なことを、実際の経営ではやっていくんですよね。
結論:地味だけど確実な方法
最初の話に戻ると、私は24万円を無駄にしました。
でも、150枚のチラシは成功しました。
違いは何か?
小さくテストしたか、しなかったか。
それだけです。
小さく小さくテストしていくことによって、大きなトラブルを防げる。
派手さはないけど、その地味なことをやりながらやっていくのがコツかなと思っています。
今日からできること
- 新しいことを始める時は、まず1人、1件から
- 広告費があっても、小さく分けてテスト
- うまくいく方法が分かってから、大きく投資
私のように24万円を無駄にする前に、小さくテストしてください。
これが、インターネットビジネスで25年間生き残ってきた秘訣です。
FAQ:よくある質問
Q1. 小さくテストするのは時間がかかりませんか?
A. 確かに時間はかかります。
でも、失敗のリスクを最小限に抑えられます。
私は24万円を一気に使って失敗しました。
でも、もし1万円ずつテストしていたら、1万円の損失で「これはうまくいかない」と気づけたはずです。
そして、うまくいく方法が見つかってから大きく投資すれば、確実に成果が出ます。
Q2. どれくらいの規模から「小さいテスト」と言えますか?
A. 業種や予算によりますが、目安は:
- 人数:まずは1人から(オンラインサービスなど)
- 広告費:総予算の10分の1以下(100万円なら10万円以下)
- チラシ:複数パターンを少数ずつ(私の場合は150枚)
「失敗しても痛くない金額」が基準です。
私の24万円は、痛すぎました。
Q3. オンラインでテストした内容を、なぜチラシに応用できたのですか?
A. オンラインで何度もテストして、以下が分かっていたからです:
- どんな言葉が響くか
- どんな順番で説明すると分かりやすいか
- どんなオファーが魅力的か
これらをチラシに落とし込んだだけです。
だから、150枚で3人という結果が出ました。
テストで得た知識は、媒体が変わっても応用できます。
Q4. 広告会社の勧めを信じたのが間違いだったのですか?
A. 広告会社が悪いわけではありません。
問題は、自分で検証せずに、鵜呑みにしたことです。
広告会社は「3か月やった方がいい」と言いました。
それ自体は正しいかもしれません。
でも、私がやるべきだったのは:
- まず1か月だけテストする
- 反応を見る
- うまくいったら継続する
この手順を踏まなかったのが失敗の原因です。
WEB集客研究会 堀哲嘉
