2025.10.14
独立して失敗する人の共通点:集客にお金と時間をかけていない

独立・起業した時に一番心配なのはお金の話です。
結論から言います。
独立した時にまず考えるべきは、投資した金額を早く回収すること、そして安定して収益を得ること。
この2つです。
なぜか?
最初のうちに軌道に乗らないと、やる気・情熱・そしてお金がなくなってしまうからです。
なぜ多くの起業家は集客に失敗するのか?
実は、集客できていない人の一番の原因は何か?
集客のための時間を作っていない
これなんです。
当然ですが、集客に時間を割かなければ、お客さんは来ません。
集客しようと思うなら、集客に対する時間と労力、そしてお金をかけないといけないのです。
私の失敗談:20万円かけて売上3万円
今でこそ笑い話ですが、当時の私も比較的のんびりとしていた記憶があります。
1998年に駅近くで学習塾を作った時。
一応、近所への挨拶回りはしました。
学校へのチラシ配布はしていなかったと思います。
そして、チラシを20万円ほどかけて1回、新聞折り込みをしました。
なかなか来ないな...
結果、20万円かけて生徒が来て、3人の生徒がきました。
1人2万円としても月6万円。
とてもではないですが、収益になりません。
さらに追加でチラシを入れて、合計5名からのスタートでした。
月5名で1人2万円、つまり月10万円。
これでは家賃を超えるか超えないかぐらいの金額で、とてもじゃないが収益が上がりません。
当時の自分を蹴飛ばしてやりたい
色々やったものの、今から考えるとすごい甘い考えだったなと思っています。
例えば、水曜日。
生徒が早く終わって、私の塾は2階にあったんですけど、下を生徒が通っていくわけですよ。
その時に思っていたのが、「ああ、この生徒たちが私の塾に来てくれたらな」と思いながら、教室の中で仕事をしていました。
当時の自分を思い浮かべると蹴飛ばしてやりたいと思うぐらい、のんびりだったんですね。
もし今の私だったら、すぐ降りていって、チラシを配ってどうって声をかけたりしたと思うんです。
でも当時の私はそこまで頭が回らなかったんです。
「生徒が来ないな」という待ちの姿勢だったんですよね。
ポスティングするなり、校門でチラシを配布するなり。
当時はSNSがなかったので、そういうこともやろうと思えばできたんです。
それを全くしていなかった。
集客以外のことに時間を使っていた
当時、オープンしたばかりの私は何をしていたか?
「生徒が来たら、椅子はどの椅子がいいかな」
もちろん椅子はあるんですよ。一般的な折りたたみの椅子が。
でももっといい椅子にしようかな?
「観葉植物はどうかな?」
「保護者が来たらお茶はどうするのかな?」
そんなことばかり考えていたんですよ。
でもよく考えれば、生徒が来ないんだから、お茶を出す機会も、いい椅子を出す機会もなかったんですよね。
絶望的だった当時の気持ち
結局、お金がどんどん減っていって、足りなくなっていったので、うまくいかなくなったのです。
本当にリアルの塾をやっていた時というのは、集客方法が分からず絶望的だったんですよね。
全く光が見えないというか。
何をやったらいいか分からなかったんですよ。
正月になると、母によく言われるんですよね。
正月をみんなで1日に迎えて、実家に行っとき。
**「今年こそは」**って。
今年こそはうまくいきますようにって。
それが本当に毎年毎年、ちょっと辛いなって気持ちもありました。
その後どうなったのか?
リアルの塾はついに生徒3名まで減少しました。
でもそこで諦めずに、1998年の2年後、2000年頃からオンラインビジネスを並行して始めたんです。
そこでどうしたのかというと、とにかく両方こなすってことにしました。
両方こなして、基準は全て1000です。
どういうことかというと、とにかく友達申請とか、当時はブログを毎日書いていました。
メルマガも毎日書いていました。
例えば、数を増やすために相互紹介をやったりとか。
ブログでお互いに紹介し合うをするんですけど、それももう数を基準に、数が最低条件という形でやっていました。
2人のコンサルタントとの出会い
1人目:返金保証付きの集客コンサルタント(3万円)
最初のコンサルタントは、「あなたの売り上げを上げるために診断します」という3万円ぐらいの返金保証付きのコンサルタントでした。
そのコンサルタントがやってくれたのは、要するに私の今の現実を自分に気づかせるってことだったんですね。
当時、私はメルマガを中心に集客していたので、質問されました。
「メルマガは何件ありますか?」
「送り先が何件ありますか?」
「成約率は何%ですか?」
「客単価はいくらですか?」
それを書いて計算すると、すぐわかったわけですよ。
例えば、1000件で0.1%だったら1人しか入らないって計算できますよね?
それで客単価が1万円だったら、もう売上げが1万円って分かるじゃないですか。
「ああ、この数字じゃ集まらないよね」って。
2人目:時間のコンサルタント(3〜4年後)
その後、何年か経って3〜4年経過して、また時間のコンサルタントに習った時に、売上が今ひとつ伸びていなかったので、そのコンサルタントにお願いしたんですよね。
やってもらったのは、とにかく**「あなたの行動時間を書き出してください」**って言われて、全部行動時間を書き出したんですよ。
仕事はずっとしていたんですけども、どんな風に愕然としたかというと、その中でなかったのが集客にかける時間がなかったんですよ。
仕事はしているんだけど、例えば教材を勉強するとか、生徒と連絡をするっていうんですけど、とにかく集客。
例えば、メールを書くとか、見込み客を集めるために相互紹介するとか、友達申請するとか、ブログを書くとか、そういう形が全くなかったんですよ。
これでは正直言ってうまくいかないですよ。
だって集客している時間がないから、集客できないの当たり前じゃないですか。
そこで気づいたわけですよね。
だから基本的に集客するには、最低でも1日2時間は集客に時間をかけてくださいって言われました。
あなたも今すぐ時間を書き出してみてください
読者に対する働きかけというのは、まず自分のやっている時間を30分単位で書いて欲しいんですよね。
私がもらったのは、ノートに縦軸が8時から1時間単位に書いた表です。
月曜日は8時から9時、9時から10時は何やったかってこう矢印で書いていくんですよ。
例えば指導とか、子供を送り迎えとか書いていくとですね。
書き出してみるといいんですね。
そうすると、多分うまくいっていないと集客に対する時間が少ないはずなんですよ。
それがすごく大事かなと思っています。
限られた資源をどこに投下するか
大事なのは、お金をどこに投下するかです。
投下した開始資金を早く回収するっていうのがポイントになるので、当然、時間も労力も生徒を集める集客に時間を割くべきなんですね。
そんな風に、限られた資源に投資して、それを回収するかということを考えないといけないのに、本当に集客に時間とお金をかけていなかった。
これが今から考えると反省になります。
まとめ:独立・起業で失敗しないために
独立・起業して成功するための5つのポイント:
- 投資した金額を早く回収することを最優先に考える
- 集客に時間・労力・お金を集中させる(椅子や観葉植物ではない)
- 最低でも1日2時間は集客に時間を使う
- 30分単位で1週間の時間を書き出す(集客時間が少ないはず)
- 待ちの姿勢ではなく、攻めの姿勢で動く
ぜひとも、独立した時というのは、限られた時間と限られたお金しかないので、早く回収できるところに、なるべく時間を割いてやってもらえたらと思っています。
あなたは今、何に一番時間を使っていますか?
それは本当に集客につながっていますか?
今すぐノートを用意して、1週間の時間を30分単位で書き出してみてください。
8時〜9時:○○ 9時〜10時:○○
こうやって書いていくと、集客に使っている時間がどれだけ少ないか、きっと気づくはずです。
そして今日から、1日2時間は必ず集客に使ってください。
それが軌道に乗る最短の道です。