2025.10.12
「期待しない」が成功の秘訣？起業で挫折しないマインドセット
起業における大敵、 それはすぐに諦めてしまう ということです。
うまくいかない人というのは、 強いやる気を持って 高い期待を抱いてしまい、 その後に失敗してしまう というパターンが非常に多く見られます。
期待しすぎると諦めてしまいます
実際、以前も述べましたが、 例えば「200件配布すれば1人獲得できる」 というチラシを作成したとします。
それにもかかわらず、 200件しか配布しない という人がいます。
これはなぜかというと、 物事に対して過度な期待を 持ってしまうからです。
期待してしまうと 結果に失望して やる気を失うということです。
ただし、マーケティングの観点から言えば、 これは当然のことなのです。
現実的な数字を理解する
SNSの友達申請の例
例えば、アクセス数を増やすために 友達申請を行うとします。
1,000人に友達申請をしても 承認されるのは大体2割以下です。
現在は3割程度でしょうか。
1,000人に友達申請をしたからといって 1,000人が承認するということは 全くありません。
大体2割から3割程度なのです。
ビジネスは2割以下で考える
ビジネスにおいては、 2割以下で計算すると 失望することがありません。
塾での実例
分かりやすい例を挙げます。
学習塾を運営していると、 やはり失望することがあるものです。
例1：受験後に退塾する生徒
例えば生徒を指導している際、 中学校3年生になって入塾してくる ケースがあります。
他の塾では受け入れない という状況です。
こちらとしても正直なところ、 中3から来ても 責任だけを負わされ、 月謝を何倍も 請求できるわけではないため、 負担が大きいのです。
それでもその生徒のために尽力し、 「ぜひとも合格させたい」という 期待を持って指導しても、 高校受験に合格すると 退塾してしまいます。
拘束する権利はありませんが、 当初は継続するという前提で 取り組んでいました。
結局、指導時間が 月謝を超えた分は無料で 提供していても このような結果になります。
例2：相談に乗った後に他塾へ移る
また、このようなケースもありました。
海外から来た生徒が、 日本でいじめに遭い、 何日も何日も相談に乗って サポートしました。
その生徒は大手の塾にも 通っていましたが、 その塾の講師には相談せず、 こちらに相談してきました。
何日も相談に乗りました。
しかし、合格した後は 「大手の塾だけに通います」 という形でこちらは 切られてしまいました。
例3：成績向上後に大手へ移る
さらにこのようなケースもあります。
成績が上がらないため 大手の塾にも通えないという理由で、 個別指導を依頼されました。
成績が向上し、 「これからだ」と思う時に どのような返答があったかというと、 「大手の塾に通います」 と言われました。
理由を尋ねたところ、 「成績が上がったから」 ということでした。
成績が向上したため 大手の塾に移る、 という流れになります。
このようなことは頻繁にあります。
ビジネスでも当然のこと
これはビジネスにおいても同様で、 「これだけ尽力したのに 報われない」 ということは、 ビジネスの世界では 当然のこととして存在します。
自然界の例：鮭の生存率
例えば自然界では 鮭が良い例です。
調査によると、 卵から稚魚になるまでの 生存率は10〜20% と言われています。
大部分が生き残れないのです。
マーケティングの成約率
マーケティングにおいても同様で、 過度な期待を持たず、 実行可能なことを淡々と行い、 その中で収益が上がるか という計算をするだけです。
実際に、業界によって異なりますが、 リストに登録してから 成約に至るまで、 高額商品の場合は **大体3〜5%**程度です。
1%という場合もあります。
大部分は成約しません。
期待せず淡々と継続するコツ
したがって、仕事を行う際には、 過度な期待を持たず、 淡々と数字を見ながら進める ということが重要です。
多くの人が、 期待を高く持ちすぎて、 すぐに諦めてしまいます。
この点に注意して 取り組んでいただきたいと思います。
まとめ
起業で挫折しないマインドセット：
- 期待しすぎない
- 現実的な数字を理解する（商品によるが高額だと成約率3〜5%）
- SNSの反応率も2〜3割が通常
- 「尽力したのに」は通用しない
- 淡々と数字を見ながら継続する
ビジネスは期待値との戦いです。
期待しすぎると、 現実とのギャップによって やる気を失います。
最初から 「大部分は反応しない」 「成約率は数%」 と認識していれば、 失望することがありません。
そして、淡々と継続できます。
あなたは期待しすぎていませんか？
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