「新しい視点」は、いつも少し外の世界からやってくる

今日はビジネス実践セミナー「1,000超の実例研究に基づく顧客を惹きつける新商品開発&マーケティング」というセミナーに

ライカ(鹿児島中央駅隣のビル)で参加してきました。





「新しい視点」は、いつも少し外の世界からやってくる

最近、「売上が伸びない」「同じことを繰り返している気がする」
そんな悩みを抱える経営者や個人事業主の方が増えています。

今回参加したマーケティングセミナーで印象的だったのは、
「企業には売上を拡大する義務がある」という言葉でした。


そしてそのためには――
「自社の強み × 新しい視点」こそがイノベーションを生む鍵
だというお話でした。


🌿 アンゾフのマトリクスとは?


セミナーでは「アンゾフのマトリクス」というフレームワークが紹介されました。
これは、企業が“どの方向に成長していくか”を考えるための4つの視点です。

既存製品 新製品
既存市場 市場浸透(販促強化) 新製品開発(既存顧客に新提案)
新市場 新市場開拓(新しい販売先や客層) 多角化(新分野への挑戦)

講師の例えがわかりやすくて印象に残りました。

それは「子どもの多い商店街のたこ焼き屋さん」🍡

  • 市場浸透:既存のお客さんに向けて「夏休み体験教室」や「駄菓子コラボ」

  • 新市場開拓:介護施設で出張販売、地域イベントで出店

  • 新製品開発:たこ焼きスイーツなどの新メニュー

  • 多角化:思い切って“サウナ”をオープン!

中小企業がまず取り組むべきは、いきなり多角化ではなく、
「自社の強み」を軸にして“どの市場で戦うか”を明確にすること。
これが第一歩だと語られていました。


🔍 「自社の強み」と「新しい視点」のかけ合わせ

セミナーで紹介された企業事例も印象的でした。

自社の強み 新しい視点 アウトプット(成果)
練り物の加工技術 新幹線の飲み物文化 豆ちくわ
SNSマーケティング ハロウィン需要 ハロウィンバーガー
短納期・高品質 スピード重視の試作会社 特急試作便
ガソリンスタンド市場 競争激化 GS向け販促事業
高品質な石加工技術 高級レストランの表現文化 御影石の器

どの事例も、「強み」に「新しい視点」をかけ合わせている点が共通しています。
つまり、まったく新しいアイデアを無理に生み出すよりも、
自社の得意分野に“別の角度からの光”を当てることがイノベーションにつながるのです。


🌈 「新しい視点」を得るための5つの習慣

講義後のメモを見返すと、「新しい視点」を日常から育てるヒントがいくつもありました。
どれも今日からできる、シンプルだけれど効果的な方法です。

  1. 週に1回、本屋へ行く
     普段読まないジャンルの本や雑誌を手に取る。

  2. コンビニ・雑貨屋で観察する
     売れているものを見て、「なぜ売れているのか?」を考える。

  3. 新商品を試してみる
     自分の業界外の商品でも、「何が支持されているのか」を体感する。
     (例:日本の明太子がアメリカで「レッドキャビア」として人気になったように。)

  4. 同質性の低い場所に行く
     異業種交流会や地域イベントなど、普段会わない人と出会う。

  5. アウトプットの機会を持つ
     ブログやSNSで学びを発信することで、思考が整理される。

「世界一である必要はない。
周りより少し秀でているところを探せば良い。」
― セミナー講師の言葉


💡 今日のまとめ

企業も個人も、「安さ」で戦う時代は終わりです。
今の時代に求められているのは、
自分らしい強みを見つけ、それに新しい視点を加えること。

それが、「売上を拡大する義務」を果たしながら、
時代に合った成長をしていく最も確実な方法です。


🌸 今日の一歩:

  • いつもと違う本を1冊選ぶ

  • 見たことのない雑誌をパラパラめくる

  • ひとつ新しい場所に行ってみる
    その「ちょっとの違い」が、次のイノベーションを生み出します。


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