あなたが悪いのではない。あなたのやり方が悪いのだ。


これは私がビジネスをやっている時に 勇気づけられた言葉です。

事業をやっていくと、 なかなかうまくいかないことがあります。

そしてうまくいかないことが続いていると、 ついつい思ってしまうのは 「自分がダメな人間だ」ということです。

最初の頃は自分を責めていた

最初の頃、事業を起こした時、 私はそういう風に思うことが多かったです。

例えば集客がゼロが続くと、 3回ぐらいずっと 「ああ自分ってダメなんだな」と 思ってしまうのです。

ですが、あるアメリカの起業家から 受けた指摘、 別々の人から受けた複数の指摘が 同じような内容だったのです。

その内容とは 「あなたが悪いのではない。 あなたのやり方が悪いのだ」 というものです。

やり方の指摘を人格否定と受け取る人

例えば、アドバイスをもらって やり方の間違いを指摘されると 怒る人がいます。

過去にもそういう事例がありました。

あるコミュニティに所属していて、 確か整体院か整骨院の人だったと思います。

その人から質問を受けたのです。

みんなに対して 「チラシのタイトルはこれにしようと思うんですが、 どう思いますか?」という質問です。

見込み客に聞くべきだとアドバイスした結果

その時に私がしたアドバイスというのは、 「そのアドバイスはこのコミュニティで聞くよりも 見込み客に聞いた方がいいのではないですか?」 というものでした。

当たり前ですが、 チラシの内容は患者さん、 つまり見込み客に聞かないと 本来のところは分からないのです。

塾の先生たちの選択と実際のお客さんの選択

これは実際にあった例ですが、 塾の先生の研修会で チラシ作成のセミナーをしました。

6枚のチラシの中から どのチラシが当たるのかというのを 塾の先生に選んでもらったものです。

その中でほとんどの塾の先生が 選んだチラシがありました。

そしてその後、 その対象となるお母さんたちに チラシの内容を聞いたのです。

そうすると全く別のチラシを 選んでいたわけです。

つまり、塾の先生が選んだのは 自分たちがいいと思ったもので、 実際のお客さんの声とずれていたわけです。

こんな風にチラシというのは 本来、見込み客に聞かないと、 実際に購入するお客さんに聞かないと 分からないものなのです。

だからそのようにアドバイスしたのです。

怒り出した理由

ところがその人はどうなったのかと言うと、 怒り出したわけです。

「そんなこと聞いてるわけじゃない」 という風に。

これは決して人格を否定しているわけではなく、 やり方についての問題だけなのに、 やり方と自分を混在しているのです。

これは結構よくある内容で、 やり方を指摘すると 自分が否定されたように思うわけです。

今の私:自分を否定することはない

実際に今はどうなったのかというと、 私自身は間違っていた時に 自分を否定することはありません。

うまくいかない時は 「自分のやり方の何かがずれている」 と思うわけです。

そうするとどこがずれているのかというのを 1つ1つチェックしていて 改善していくわけです。

やるべきこと、今やっていることというのは うまくいかなくなった時、 ついつい自分の人格や自分を否定しがちですが、 そういうことは一切関係ありません。

自分を否定する必要はないのです。

うまくいかない時にやってはいけないこと

じゃあどうするのか。

まず、うまくいかなくなった時に よくやってしまうのは 「行動しない」ということです。

うまくいかなくなったから行動しない。

余計に結果が出ない。

さらに落ち込む。

という負のスパイラルに陥ってしまいます。

だから、うまくいかないということは やっている証拠なので、 そのやり方のどこが間違っているのかというのを 冷静に分析するわけです。

そうすると打開策が見えてきます。

問題なのは、やり方が間違っていることよりも 「やらない」ということです。

私がやっている2つのこと

1. 言葉を思い出す

まず、やり方がうまくいかない時、 自分が落ち込んだ時には、 「あなたが悪いのではない。 あなたのやり方が悪いのだ」 ということを思い出すことです。

2. プチ達成感を積み重ねる

そして、次にやることが 「プチ達成感」を得ることです。

プチ達成感というのはどういうことかというと、 小さな達成目標を決めて やっていくことですね。

それは何でもいいのです。

私の場合は掃除をします。

小さなところで部屋を片付けたりします。

もっと言うとメモにやるべきことを書き出して、 それをやったら消し込む。

全て終わったら捨ててしまう。

そうすると、どんどん自分自身の やる気が出てきます。

3. 自分の長所を書き出す

あるいは自分の長所を出す ということもやります。

少なくとも50個です。

自分のいいところを どんどんどんどん書き出してくると、 自分自身がまだまだできることが たくさんあるんだと気づけるのです。

頭では「あなたが悪いのではない。 あなたのやり方が悪いのだ」と 分かっていても、 行動が止まってしまうことがあります。

そうやって自分自身を勇気づけて 前に進んでいくわけです。


最後に

ぜひともうまくいかない時も 気にしないでください。

あなたが悪いのではありません。

あなたのやり方が悪いのです。

やり方は変えられます。

だから、希望を持って 改善を続けていきましょう。

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