オンラインビジネスで失敗する人の共通点とは?


多くの方の面談をしたり、SNSの投稿を見ていると、「この人はうまくいかないだろうな」と感じることがあります。一方で、「もう少し頑張ればうまくいくのに」と惜しく思うケースも少なくありません。

ビジネスがうまくいかない原因は大きく分けて2つあります。それは「やり方の問題」と「やる量の問題」です。今回は、その中でも「やり方」について、特に重要なポイントをお話しします。

誰に恋をしているか?

うまくいかない人の最大の特徴、それは**「誰に恋をしているか」**という点にあります。

失敗するパターンの人は、基本的に自分の扱っている商品に恋をしています。面談をしていても、「こんな商品でこういうことができます」「こんなに素晴らしいんです」と、商品の話ばかりをするのです。

しかし、そこで大きく抜け落ちているものがあります。それは見込み客やお客さんの視点です。

大切なのは「お客さんに恋をすること」

ビジネスで成功するために本当に大切なのは、お客さんに恋をすることです。

  • 見込み客がどうなるのか
  • どんな人に、どんな幸せを手に入れて欲しいのか
  • どんな風になってくれたら嬉しいのか
  • どんな役に立てるのか

常に相手のことを考える必要があるのです。

例えば、「英語ができます」「コーチング・カウンセリングを何百人やってます」「キャリアコンサルタントとしてこんな実績があります」「ヨガを教えています」。これらは確かに素晴らしいスキルです。

でも、本当に大事なのはそれが誰の役に立てるかということなんです。

お金を払うのはお客さんだけ

当たり前のことですが、私たちに収入をもたらすのはお客さんしかいません。お客さんがサービスと交換でお金を払ってくれた時に、初めて収入が発生します。

それなのに、お客さんという視点が完全に抜けてしまっているのです。

ビジネスでうまくいく絶対的な条件は、**「誰に対して、どんな約束をするのか」「どんな成功を提供するのか」**が最も重要であって、商品はその後なのです。

ドリルではなく、穴を売る

有名な例え話があります。

お客さんはドリルを買いに来たわけではありません。穴を開けたいから来たのです。ドリルの説明をいくらしても意味がないのです。

ウォークマンの例も同じです。「120GBあります」と言われても、「だから何?」という話です。大切なのは、120GBによって好きな音楽がたった1つの機器に全て入って持ち運びできる聞きたい時にすぐに簡単に聞けるというメリットなのです。

このように、お客様志向(マーケットイン)ではなく、商品ありき(プロダクトアウト)になってしまっているのが、失敗する人の特徴です。

いきなりセミナー案内をしていませんか?

もう一つのよくある失敗パターンは、いきなりセミナーやライブの案内をすることです。

「セミナーやります、来てください」と言われても、来るわけがありません。

なぜなら、人は「この人の話なら聞きたい」と思った人の話しか聞きたくないからです。自分の問題を解決してくれる人、自分の役に立つ人の話だから聞きたいのであって、どうでもいい話を聞きたいとは思いません。

信頼関係を築いてから

私がセミナーをする時は、事前に十分な情報提供をします。それはなぜか?

信頼関係を築くためです。そして、「あなたの話はすごく役に立つから聞きたい」と思ってもらうためです。

そう思ってもらえないのに、いくらセミナーを開催しても意味がありません。

「とにかくセミナー案内を出せばいい」という考え方では、結局うまくいかないのです。

まとめ

最近の投稿を見ていても、うまくいかない人は関係性を作らずにいきなりセミナーに集客しようとするパターンが多いです。

まずは相手の視点に立つこと。お客さんに恋をすること。これがオンラインビジネスで成功するための第一歩です。

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