2025.10.01
オンラインビジネスで失敗する人の共通点とは?

多くの方の面談をしたり、SNSの投稿を見ていると、「この人はうまくいかないだろうな」と感じることがあります。一方で、「もう少し頑張ればうまくいくのに」と惜しく思うケースも少なくありません。
ビジネスがうまくいかない原因は大きく分けて2つあります。それは「やり方の問題」と「やる量の問題」です。今回は、その中でも「やり方」について、特に重要なポイントをお話しします。
誰に恋をしているか?
うまくいかない人の最大の特徴、それは**「誰に恋をしているか」**という点にあります。
失敗するパターンの人は、基本的に自分の扱っている商品に恋をしています。面談をしていても、「こんな商品でこういうことができます」「こんなに素晴らしいんです」と、商品の話ばかりをするのです。
しかし、そこで大きく抜け落ちているものがあります。それは見込み客やお客さんの視点です。
大切なのは「お客さんに恋をすること」
ビジネスで成功するために本当に大切なのは、お客さんに恋をすることです。
- 見込み客がどうなるのか
- どんな人に、どんな幸せを手に入れて欲しいのか
- どんな風になってくれたら嬉しいのか
- どんな役に立てるのか
常に相手のことを考える必要があるのです。
例えば、「英語ができます」「コーチング・カウンセリングを何百人やってます」「キャリアコンサルタントとしてこんな実績があります」「ヨガを教えています」。これらは確かに素晴らしいスキルです。
でも、本当に大事なのはそれが誰の役に立てるかということなんです。
お金を払うのはお客さんだけ
当たり前のことですが、私たちに収入をもたらすのはお客さんしかいません。お客さんがサービスと交換でお金を払ってくれた時に、初めて収入が発生します。
それなのに、お客さんという視点が完全に抜けてしまっているのです。
ビジネスでうまくいく絶対的な条件は、**「誰に対して、どんな約束をするのか」「どんな成功を提供するのか」**が最も重要であって、商品はその後なのです。
ドリルではなく、穴を売る
有名な例え話があります。
お客さんはドリルを買いに来たわけではありません。穴を開けたいから来たのです。ドリルの説明をいくらしても意味がないのです。
ウォークマンの例も同じです。「120GBあります」と言われても、「だから何?」という話です。大切なのは、120GBによって好きな音楽がたった1つの機器に全て入って持ち運びできる、聞きたい時にすぐに簡単に聞けるというメリットなのです。
このように、お客様志向(マーケットイン)ではなく、商品ありき(プロダクトアウト)になってしまっているのが、失敗する人の特徴です。
いきなりセミナー案内をしていませんか?
もう一つのよくある失敗パターンは、いきなりセミナーやライブの案内をすることです。
「セミナーやります、来てください」と言われても、来るわけがありません。
なぜなら、人は「この人の話なら聞きたい」と思った人の話しか聞きたくないからです。自分の問題を解決してくれる人、自分の役に立つ人の話だから聞きたいのであって、どうでもいい話を聞きたいとは思いません。
信頼関係を築いてから
私がセミナーをする時は、事前に十分な情報提供をします。それはなぜか?
信頼関係を築くためです。そして、「あなたの話はすごく役に立つから聞きたい」と思ってもらうためです。
そう思ってもらえないのに、いくらセミナーを開催しても意味がありません。
「とにかくセミナー案内を出せばいい」という考え方では、結局うまくいかないのです。
まとめ
最近の投稿を見ていても、うまくいかない人は関係性を作らずにいきなりセミナーに集客しようとするパターンが多いです。
まずは相手の視点に立つこと。お客さんに恋をすること。これがオンラインビジネスで成功するための第一歩です。