消化酵素(体内)と食物酵素(体外)について

みなさんこんにちは!
まだまだ残暑が続きますが、微かに秋を感じるようになってきましたね!秋といえば新米だったり、美味しいものが増えてくる素晴らしい時期で、ついつい食べ過ぎてしまう事も増えると思います。「最近、どうも胃がもたれる」「食べたものがうまく消化されていない気がする」...そんなお悩み、ありませんか?それはもしかしたら、「消化酵素」が不足しているサインかもしれません。

今回は、意外と知らない消化酵素の役割をサクッと解説し、毎日の食生活に取り入れたいオススメの「食物酵素」をご紹介します。


そもそも消化酵素とは?
消化酵素とは、私たちが食べたものを、体内で吸収しやすい形に分解してくれるタンパク質の一種です。例えば、ご飯やパンに含まれるデンプン、お肉や魚のタンパク質、油ものに含まれる脂質などは、そのままでは大きすぎて体に吸収できません。
そこで、消化酵素がハサミのように働き、それぞれの栄養素を細かく分解。デンプンはブドウ糖に、タンパク質はアミノ酸に、脂質は脂肪酸へと吸収しやすい大きさへ変えてくれます。


消化酵素は、唾液、胃液、すい液、腸液などに含まれており、私たちの健康を支える縁の下の力持ちなんです。



消化を助けてくれる食物酵素!

消化酵素は私たちの体の中で分泌されますが、食べ物からも酵素を摂取できます。それを食物酵素と言い、体に負担なく消化を助けてくれます。三大栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質)の消化を助ける食物酵素をピックアップしました。


【炭水化物(糖質)の消化に】
* 大根: 大根には「アミラーゼ」という消化酵素が豊富に含まれています。アミラーゼは、ご飯や麺類などの炭水化物(デンプン)を分解する働きがあります。お刺身のツマに大根が添えられているのは、魚介類(タンパク質)だけでなく、一緒に食べるご飯の消化を助けるためでもあるのです。
* 山芋: 山芋もアミラーゼを多く含みます。とろろご飯が消化に良いと言われるのはこのため。他にも、ジアスターゼという酵素も含まれており、消化をスムーズにしてくれます。



【タンパク質の消化に】
* キウイ: キウイには「アクチニジン」という酵素が含まれており、タンパク質の分解を助けます。食後のデザートにキウイを食べると、お肉や魚の消化をサポートしてくれます。
* パイナップル: パイナップルには「ブロメリン」という酵素が含まれています。ブロメリンは、タンパク質を分解する力が非常に強く、お肉を柔らかくする作用もあります。料理に使うと、お肉が驚くほどジューシーになりますよ。



【脂質の消化に】
* グレープフルーツ: グレープフルーツには「リパーゼ」という酵素が含まれており、脂質の分解を助ける働きがあります。食後、特に脂っこい食事の後に食べると、消化をサポートしてくれます。他にも、イチゴや柑橘類にもリパーゼが含まれています。
* アボカド: アボカドは、良質な脂質を豊富に含みますが、同時に消化酵素「リパーゼ」も含まれています。自身の脂質の消化を助けるだけでなく、他の食材の脂質の分解もサポートしてくれる、まさに理想的な食材です。








これらの食材を日々の食事に少しずつ取り入れることで、消化の負担が減らされます!そうすると無理なく消化が行われ、胃もたれしにくい体になってきます!さらには、今まで消化に使われていたエネルギーを食物酵素によって節約できるため、残ったエネルギーを免疫力、自然治癒力、老廃物の除去だったりと他の仕事に充てる事ができるのでおすすめです!
より健康的な体を目指しましょう!



【注意】
酵素は熱に弱いため、生のまま食べることが最も効果的です。



いかがでしたでしょうか。
消化酵素と食物酵素を意識した食生活は、体の消化エネルギーを節約しつつ内側から元気に美しくしてくれます。ぜひ、今日から意識してみてください!

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