2022.07.01
CBDの基礎知識
CBDの働きについて、様々な医療効果・健康効果といった表現を用いてきましたが、実際にどのような作用があるのでしょうか?
CBDのもつ医療効果は大きく分けて3つあります。 「抗炎症作用」「抗酸化作用」「神経保護作用」それぞれ詳しく見ていきましょう。
「抗炎症作用」
CBDが人間に与える恩恵の中で最も大きいのは、この抗炎症作用です。 CBDには脳と身体の両方の炎症を鎮める、あるいは予防する働きがあります。直接作用することで抗炎症作用を発揮するのはもちろんですが、特定の受容体の働きをブロックすることで間接的に症状緩和をすることも研究によって分かってきました。
「抗酸化作用」
活性酸素という言葉を聞いたことはありませんか? これは体内に取り込まれた酸素の一部が、体内で変化することで発生するものです。活性酸素自体は、体内の免疫機能の一部を担うために必要なものですが、生成量が多すぎると体内の細胞を破壊し、老化やがん・生活習慣病の原因になると考えられています。そんな時身体の中では、体内の抗酸化酵素を働かせ、活性酸素の働きを抑制するという仕組みが取られていいます。 この抗酸化酵素は20代がピークと言われており、食品からの摂取が必要とされています。 CBDは、抗酸化ビタミンの代表格であるビタミンCやビタミンEよりも強力な抗酸化物質であることが分かっています。
「神経保護作用」
抗炎症作用や抗酸化作用によって身体そのものを守ってくれることに加え、CBDは私たちの脳を保護する“神経保護物質”としての働きもしてくれるのです。 脳と神経系への損傷を軽減し、新しいニューロンの成長を助けてくれます。そのおかげで、様々な神経疾患の予防や進行の抑制に役立つとされています。