2025.05.27
新聞に出ていた分娩費無償化の話
今日は伊勢市のマタニティークラスでした。参加されていた妊婦さん達は全員この話題を知っていました。もちろん無償化には間に合わず出産する方ばかりでした。
5月14日に第10回「妊娠出産産後における妊婦などの支援策などに関する検討会」が開催されましたが、厚生労働省では単純に無償化とは言っていない。あくまで『標準的な分娩費用を保険適応にし、その部分の無償化』と言っているだけである。
産科医・小児科医・麻酔科医・看護協会・助産師会・雑誌者・赤ちゃん用品の会社・市町の代表・知事の代表等々、さまざまな方々で今まで9回話し合われたことのまとめが国から発表されました。
分娩費は無償化ではなく、保険適応にすると言う話です。出産費を保険適応にすることで極力お母さんたちの負担額をなくす目的ですが、これはすごく良いことだと思います。
でも出産を受ける側には問題も多く、そうなった場合はかなりのクリニックが経営難になり、お産を取りやめることも調査でわかっています。すでに皆さんのお近くでも分娩を取りやめた病院があると思いますが、これが主な理由だと思われます。
三重県では名張伊賀地区には出産できる病院が1軒になりました。
モモがある伊勢市も、以前は7軒あった産婦人科クリニックが今はどんどん分娩を止めてしまい、お産ができるのは2件になりました。モモも出産できるので3軒なんですけどね。
国は保険適応が2026年度からと言っていますが、まだまだ話し合うべき課題は山積みです。
本当にこれが始まったら住んでるところから遠くまで出産に行かなくてはならなくなるかもと、心配しています。