一人親家庭の親が遺言を残すべき理由 〜孫の未来を想う60代へ〜


先日、娘が男の子を出産しました。新しい命の誕生は本当に嬉しく、夫婦で協力して育児に励む姿を見守る中で、ある出来事が心に残りました。

それは、相続診断士会で読んだ一つの事例です。

その家庭では、父親が急な事故で亡くなり、母親、11歳の女の子、68歳の祖母の3人暮らしとなりました。

しかし、その2年後、母親も病気で亡くなってしまい、祖母が女の子を育てることになりました。

母親は生前、「娘のことは祖母にお願いしたい」と話していたそうですが、それを遺言として残していなかったため、相続手続きは非常に複雑になりました。

 

親がいなくなったあと、誰が子供を守るのか?

親が亡くなると、子供の財産を管理する「親代わり(未成年後見人)」が必要になります。

これには家庭裁判所の手続きが必要で、祖母は手続きを終えるまでの1か月間、財産の名義変更や遺族年金の申請ができず、大変な思いをしました。

「娘が亡くなってから、何をすればいいのか分からず、途方に暮れていました。相談できる人がいて本当に助かりました」と祖母は語っています。

 

自分自身の体験から考えたこと

この事例を読んで、私自身のことが頭をよぎりました。

孫の行く末を考えたとき、咄嗟に

「私が守らなければ!」

という思いが湧きました。

 

でも冷静に考えると、孫は娘の嫁ぎ先の一人息子。

つまり、先方のご両親が親代わりになるのが“筋”かもしれない。

でも…本当にそれでいいのか?
当事者である娘の気持ちはどうだろう?
もしかしたら「お母さんたちに育ててほしい」と思っているかもしれない…。

このように、一人ひとりの立場で考えが違うからこそ、やはり家族でしっかり話し合い、「家族としての合意形成」が必要だと強く感じました。




家族会議は家族だけでやってはいけない

とはいえ、それぞれに遠慮して本音を言いにくいのも家族の常です。

だからこそ、私たち相続コンサルタントが第三者として入る意味があるのだと思います。

「家族会議は家族だけでやってはいけない」

このスローガンのもと、私たちは“家族会議支援®︎”を行っています。

あなたが大切にしている家族の想いを、きちんと形にしていくお手伝いができればと思っています。

 

優しい・穏やか・素直……SQ(社会的指数)の高い子を育てるには ...


遺言で家族の未来を守る

特に一人親家庭では、遺言書の有無が、残された子供の生活に直結します。

だからこそ、遺言には以下のことをしっかり記載しましょう。

 未成年後見人を指定する

 財産の分配を明記する

 できるだけ専門家に相談する


子や孫の未来のために。
60
代の私たちだからこそ、いま動き出す意味があるのではないでしょうか。


📘 参考書籍:『笑顔で相続をむかえた家族 50の秘密』(日本法令出版)


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