いざ能登へ 活動記録④

輪島までの移動で、また様々な被災の様子が目に入ってきます。















約2時間かけて輪島市内に到着。

お店も開いて、街は動いていますが、至る所に潰れたままの建物があります。





輪島市内でさえ、手の入ってない場所が多く見られました。


今回の宿泊場所は、輪島駅前のビジネスホテルでした。

先述したとおり、珠洲市で活動するにしても、宿泊施設がないので、ここまで移動するしかありませんでした。


利用客は、ほぼ復旧の業者の方とボランティアで

満室状態で、予約するのも困難でした。宿泊費も、それなりの金額がしていました。

需要と供給のバランスを考えると仕方はないとはいえ、個人で支援活動に行くとなるとハードルが高いです。

移動や宿泊にかなりのコストを要する分、過去の災害と比べても厳しいのがうかがえました。

作業で疲れた身体を癒すべく、大浴場へ。

ホテル内には、「節水」を呼びかける掲示が至る所にあるものの、大浴場は通常通り使えました。


泥まみれになりながら、身体を酷使しても、僕は今、ホテルで足を伸ばして風呂に入れている。

あのお宅では、今日も自宅のお風呂に入れない。道中見た、自衛隊の仮設風呂に入りに行くのかもしれない。

水が無い生活を10ヶ月以上続けていることに思いを巡らせつつ、入浴しました。


部屋に戻ると、NHKで「プロジェクトX」をやっていました。

ちょうど、東日本大地震発生直後の支援活動を取り上げていた回でした。

今日一日中、見てきた景色や状況が重なり、よりリアルに感じ、涙が止まりませんでした。

過去の震災の教訓を、我々は活かせているのか。

明日に備えて、早々に寝ました。

安心して眠れる場所があることに感謝して。


(つづく)

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