筑波大学で開発・SAT療法 心理カウンセラー 西川範彦

【SAT療法カウンセリング よくあるご質問】​​


1.どのような方法でしょうか?

 まず初めに、クライアントの方のお話をよくお聴きしますが、一時的にラクになってもらうのではなく、ご自分の意思ではどうすることもできない感情の原因を突き止め、解決することを目的としています。また、気や祈りの力で良好な状態に導くものでもありません。

 

2.感情の原因とは、どういうことですか?

 他者への怒り、自己嫌悪、孤独感、無力感、罪意識、苦しさ、しんどさ等、自分ではどうにもできない感情は、あなたの脳にある扁桃体という部位が、何らかの刺激で生じた身体違和感によって興奮することにより引き起こされています。

 

3.イメージワークとは、どういうものですか?

 SAT療法のイメージワークは、カウンセラーの誘導によって、あなたが意識的に思い出すことのできない時代にまで遡り、扁桃体を興奮させている潜在意識レベルの原因を突き止め、それらが安定する「表情イメージ」を導き出す手法です。あなたの幼稚園・小学生時代の記憶を辿る「幼少期イメージ法」、お母さんのお腹の中にいた時の記憶を辿る「胎内イメージ法」などがあります。

 

4.設備、機材、道具を使うのですか?

 設備、機材、道具などは、一切使いません。カウンセラーとクライアントとの対話のみです。そのため、zoomやSkypeなどオンラインでも対応可能です。

 

5.どのような方がSAT療法の対象になりますか?

 今までの対応歴は下記の通りです。

 うつ病、強迫性障害、パニック障害、適応障害、

 自己免疫疾患(リウマチ、バセドウ病、多発性硬化症)、アトピー、吃音、

 不眠症、夫婦・親子の関係、不登校、企業の社員への対応(職場の人間関係、パワハラなど)

 

6.カウンセリングに必要な回数・期間はどれくらいですか?

 まず、4~5回の集中カウンセリングを1~2週間以内(長くても3週間以内)で実施します。

 比較的健康な方は、この4~5回で卒業となります。 ※1回あたりは2~3時間です。

 ただ、病気の診断をされている方、病気までいかないが長く心身の不調を抱えておられる方は

 この4~5回の後、1~3ヶ月ほど空けながらフォローカウンセリングを解決するまで実施します。

 ※お病気の方は、6~10回の回数が必要なことが多いです。

 

7.卒業・解決はどうしてわかるのですか?

 毎回カウンセリングを実施する前後に、専用の心理テストを受けて頂きます。この心理テストには、臨床結果から導き出された基準値が設定されています。カウンセリング実施後の心理テスト結果が、その基準値を安定的に達成している状態を解決と判断します。

 また、身体のお病気で血液検査などの検査データがある場合、その検査データが基準値を下回った場合も解決と判断します。心のお病気の場合、検査データはありませんが、身体のお病気も心のお病気も主治医の先生とご相談の上判断します。

 

8.卒業・解決した後が不安です。。。

 SAT療法では、あなたの扁桃体の興奮を鎮める「表情イメージ」他を見つけます。そのイラストを全てお渡しするので、カウンセリング終了後も肌身離さず持ち歩き、定期的に眺めてください。そうすることで、あなたの扁桃体の興奮が鎮まります。また扁桃体の感受性も変化しますから、同じ刺激を受けても以前のように辛い気持ちそのものが呼び覚まされないようになります。