蕨岡の百姓 高知県四万十市

美味しくて安全な玄米が食べたい
​こんな想いで稲作をスタートしたキッカケは中学生の頃に膝を痛めた事でした。

膝が曲がらないほどの痛みで、病院に通っても改善しなくて困っていたときに静岡県の沖正弘先生の「沖ヨガ」と出会い、沖先生は「原因は背骨の歪みからくる不調」だとすぐに話してくれました。
​学業と並行しながら治療していたので、夏休みや冬休みなどの大型連休に合わせて静岡県まで合宿のような形で通いました。

あるべき状態に戻す​​

これは体の使い方だけでなく、食事などの生活習慣を見直すということ。素直に実践していくうちに膝が徐々に良くなっていきました。
​そのときに日本古来の「玄米食」を学び、食生活で体は作られるという事を実感。

​この経験から
​『毎日食べられる、安心・安全な玄米を作りたい』という想いを持つように。
​いずれ実家のある四万十市蕨岡の農地を引き継いで、自然環境に優しくて安心安全な農業をやってみたいと思うようになりました。

月日は流れ・・・ついに農業ス​​タート

あるべき状態に戻す』ことの大切さを身をもって実感した私はその想いを守り続け、当時勤めていた高校教師を退職!
​故郷の四万十市に戻り(Uターン移住)、実家の田んぼでついに農業をスタート。最初から農薬・化学肥料・除草剤など一切不使用を貫いてきました。

​美味しくて安全な玄米が食べたいということと、それを求めている人の助けにもなる。そして自然環境にとっても良い事だと確信していたからです。

4反の田んぼからスタート
今では約62倍の25ヘクタールまで拡大・・・!
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農業を継続しているうちに、多くの先輩農家さんから依頼を受け後継者のいない田んぼを引き受けたり、かつて田んぼだった耕作放棄地を田んぼに戻してきた結果です。
​海山川が多く平地の少ない高知県で農薬・化学肥料・除草剤不使用で栽培している農家の中ではとても広い面積で稲作をしていると思います。
​もはやひとりでは出来ない面積となっている為、次世代の農家の卵となる若者や季節のアルバイトさんを雇ったり、地域の皆さんにも力を貸してもらいながら20年以上やってこれました。

日本人が大切にしてきた田んぼを未来に繋げていく

​それに必要なコト
​【時代の流れに乗せること】=【インターネットを味方につけること

大切にしてきた想いや情熱を多くの人に知っていただきたい。そして多くの人に召し上がっていただきたい。
​それが必ず誰かの助けになる。
​自然環境にも良く、あとに続く人も増え、やがて地域や農業の活性、日本の為に、次世代の為に繋がっていくと信じて、インターネットを味方につけこれからも想いを貫いていきたいと思います。

インターネットが増々普及していくことで
想いや情熱といった「アナログ」な人間らしさが未来を切り開くカギになる
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インターネットやAIの技術進歩でとても便利になりましたが、私は人間でしか表現できない「想い」「情熱」「在り方」「モラル」などが大切になるだろうと確信しており、人間らしさにこそ未来を切り拓くカギがあると思います。

​いつだって世の中をより良くしていった出来事は、必ず「
想い」や「情熱」からスタートしているからです。

清流四万十川が流れる自然豊かな環境で、農薬・化学肥料・除草剤など一切不使用で貫いてきた稲作をこれからも継続し、次世代に繋げていくことを実行していきます。

長年日本人に愛され続けてきた「コシヒカリ」と食味最高ランク特Aを連続受賞した「にこまる」を大切に丹精込めて栽培しました。
ぜひ召し上がっていただけるととても嬉しいです。

ありがとうございます。
​どうぞよろしくお願いいたします。

蕨岡の百姓 福留壯