天神森とは
⭐️ご挨拶
はじめまして。神奈川県の山の中の集落、松田町寄の古民家にご縁あり携わらせていただいている大塚と申します。わたしたちは夫婦と子どもたち4人の6人家族で、普段は横浜に住みながら二拠点生活しています。
松田町の寄(やどりき)と呼ばれる地区に、築100年の古民家と、6反の畑と山林、計約5000坪の土地があります。水と空氣がきれいな寄の集落の一軒で、周りは農を営んでおり人の手が入った自然の景色が美しいところです。ただ最近は、地区全体で高齢化と人口減少が進んでいます。
⭐️松田町古民家とのご縁
はじめに、この土地とご縁ができた経緯を説明させてください。
ある1本のLINEが突然届いたところから始まりました。
それは高校時代の同級生から。
「父の生まれ育った家と畑と山があって、有効活用してくれる人を探している」
彼女は当時わたしが農政職で働いていたことを覚えていて、ピンときて連絡をくれたとのことでした。
思いがけない連絡に戸惑いながらも、自然と共生した暮らしを通してさらに豊かな地球環境を未来に引き継ぎたい、みんなと共に生きる場をずっとどこかで願ってきた自分の心は震えていました。
そして初めて古民家に見学に行ったときのことでした。蔵に置いてあるあらゆるものに「天神森」と書いてあって、気になってこれは何かと尋ねたところ、その家の屋号とのことで、そんな名前の屋号があるのかと鳥肌が立ちました。
天神森のフィールドと母屋を見せていただいて、普通夢を叶える時というのはワクワクするものだと思うのですが、その広さに素人で凡人のわたしにとっては「キャパオーバーで無理」怖い気持ちの方が大きかったのが正直なところです。
でも、床の間のお祖父さんの大きな表彰状が飾ってある前に立ったときに、気のせいかもしれませんが
「任せたよ」
そう言われた氣がして、この場をみんなのために活用するのだと覚悟を決めました。
それから、天神森で何度か人を招いてイベントを開催しました。その度に、想像以上にみんなが笑顔になり心いっぱい満たされる。参加者同士が繋がり温かく優しく、誰もがその存在のまま認められ心地よく過ごせる、そんな場が自然とできていました。また、子どもたちもこの場にいるだけで解放されて自由に生き生きと遊ぶ様子を目の当たりにしています。
ある日のこと、蔵の整理をしていたときに、ある資料が出てきました。そこには寄の歴史が書かれていて、明治時代初代村長安藤安賀氏のときに、大日本帝国憲法起草者の一人である井上毅文部大臣が視察に来られたときの日記が紹介されていました。
「1村挙りて親族の如く、村長おば親父と呼び、訴訟なく盗賊なく、また租に不納なく、さながら太古の民の如し。村長安藤氏はまた村民を視ること我が子の如く、村の利益を得ること我が家の利益よりも篤く、・・・」と寄の自治の立派さに感動され、当時の国民学校の教科書にも掲載されたのだとか。
わたしに話をくれた天神森の所有者が旧姓安藤さんなのでもしかして、と思って聞いてみたところ、安藤安賀氏は彼女の祖先とのこと。初代村長とご縁のあるこの場は何か大切な役割があると感じています。
⭐️これまでの活動
これまで、農の講習会や料理教室、講演会、味噌づくりや筍掘り、アートやワークショップなど、講師を招いたりしながら単発で何度かイベントを開催してきました。素人のわたしたちにとって、そのどれもがチャレンジでした。
中でも、天神森を使用し始めて約一年経った時に、「出航祭」と称した天神森1周年記念イベントを開催したのが一番大きな規模のイベントで、二日間で述べ約70人が参加してくれました。
イベントをする度に感じることは、毎回そこに集まる人全員でその場を共に創ってくれるおかげで想像以上にみんなが満たされる会になっていることです。一人一人が自律して相手を思いやり、自分の持っているものを持ち寄り、支え合い、人はみんな一人ではなく繋がっている、大家族だと本当に感じます。大家族で出航、正に今天神森は動き始める時です。
⭐️天神森のこれまでの歩み
2023.7.19 賃貸利用契約締結
2023.7.23 家と敷地の整備を開始!
2023.8.5 初のイベント
山納銀之輔さんによる「LOVE農スクール」と「銀之輔キッチン」
2023.8.16 第2回イベント
魂コーチングの仲間による「夏祭り」流しそうめんやスイカ割り等
2023.11.3 古井戸の蓋を70年ぶりに開ける
2023.11.9 「水のおまつり」
2024.2.10 お披露目パーティー
2024.2.25 手前味噌づくり
2024.4.20 たけのこの会
2024.5.26 松本英揮さんお話会
2024.6.16 梅しごとの会
2024.7.25~26 離れ一階の床をDIYでフローリング化!
2024.7.31~8.1 一周年イベント「出港祭」
2024.7.31 マコモ風呂はじまる(株式会社リバーヴさん提供)
2024.8.20 「合同会社あい」設立
2024.9.17 アポロンさんお話会
2024.9.22~23 はじまりの音
2024.10.17 家と敷地の一部を購入
2024.11.6 クラウドファンディング開始
2024.11.17~18 松本英揮さんお話会&漆喰塗りワークショップ
⭐️今後の活動
寝食を共にする中で、こうした人と人との繋がりに気づき、自分の存在の尊さを思い出す場をさらに発展させるために、民泊できる施設としてととのえ、より多くの人に体験してもらえる機会を増やすこと。エコな竹の繊維でできた柔らかく癒されるTAKEFU(竹布)のタオルや寝具を使い、先述した株式会社リバーヴさんのご厚意によってできた発酵マコモ風呂の心地よさを、来るみんなにぜひ味わっていただくこと。
また、現状手つかずの畑を、微生物活性資材を用いながら元氣いっぱいの土で自然農でみんなで耕し収穫、天然の調味料で料理して自然の恵みをいただき、残渣は土に返して自然が循環し風が通り大地が喜ぶ地球環境を未来に引き継ぎます。食べものを育てられると実感することは食への安心にも繋がり、生きる上で大切な土台です。
自然の恵みの「美味しい」を味わっていただくために、飲食店営業許可を取得するための改修も考えています。さらに、ゆくゆくは山林を整備し子どもたちの遊び場づくりや薪割り、薪ストーブの活用等みんなのアイデアを募りながらフィールドを活かし、自然が循環し、人と自然が共生する環境を構築した上で人と人との繋がりを深く感じる安心の場づくりをしていきます。
また、約70年ぶりに蓋を開けた井戸の水が今もなお湧き出ていることが昨年わかりました。水質検査をした上でこの井戸を復活させ、地域の防災や生活用水に取り入れると共に、大地の再生を施し、地中の水の流れをつくること。
さらには、高齢化と人口減少が進んでいる寄の人の望みを聞きながら、外から天神森に来る人の架け橋となりお互いに生きがいを感じるきっかけづくりをしたい。
いろいろ壮大ですが、とにかく、キーワードは2つ。
自然と共生し元氣でいることと、人と人が繋がり安心の中で幸せを感じて生きること。みんなの力が集まれば可能性は無限大だと信じています。松田町寄は天神森の場でみんなが叶えたいことを実現するためにぜひ大家族となり共に創ってください。
予期しない流れの中で、今世の中に求められていることを担う役割がわたしたちにあるとしたら、この命を土地とみんなのために使いわたしたち自身もみんなとの共創・協奏を楽しんで生きたい。みんながいるから初めてのことにも挑戦して前に進めます。ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。
はじめまして。神奈川県の山の中の集落、松田町寄の古民家にご縁あり携わらせていただいている大塚と申します。わたしたちは夫婦と子どもたち4人の6人家族で、普段は横浜に住みながら二拠点生活しています。
松田町の寄(やどりき)と呼ばれる地区に、築100年の古民家と、6反の畑と山林、計約5000坪の土地があります。水と空氣がきれいな寄の集落の一軒で、周りは農を営んでおり人の手が入った自然の景色が美しいところです。ただ最近は、地区全体で高齢化と人口減少が進んでいます。
⭐️松田町古民家とのご縁
はじめに、この土地とご縁ができた経緯を説明させてください。
ある1本のLINEが突然届いたところから始まりました。
それは高校時代の同級生から。
「父の生まれ育った家と畑と山があって、有効活用してくれる人を探している」
彼女は当時わたしが農政職で働いていたことを覚えていて、ピンときて連絡をくれたとのことでした。
思いがけない連絡に戸惑いながらも、自然と共生した暮らしを通してさらに豊かな地球環境を未来に引き継ぎたい、みんなと共に生きる場をずっとどこかで願ってきた自分の心は震えていました。
そして初めて古民家に見学に行ったときのことでした。蔵に置いてあるあらゆるものに「天神森」と書いてあって、気になってこれは何かと尋ねたところ、その家の屋号とのことで、そんな名前の屋号があるのかと鳥肌が立ちました。
天神森のフィールドと母屋を見せていただいて、普通夢を叶える時というのはワクワクするものだと思うのですが、その広さに素人で凡人のわたしにとっては「キャパオーバーで無理」怖い気持ちの方が大きかったのが正直なところです。
でも、床の間のお祖父さんの大きな表彰状が飾ってある前に立ったときに、気のせいかもしれませんが
「任せたよ」
そう言われた氣がして、この場をみんなのために活用するのだと覚悟を決めました。
それから、天神森で何度か人を招いてイベントを開催しました。その度に、想像以上にみんなが笑顔になり心いっぱい満たされる。参加者同士が繋がり温かく優しく、誰もがその存在のまま認められ心地よく過ごせる、そんな場が自然とできていました。また、子どもたちもこの場にいるだけで解放されて自由に生き生きと遊ぶ様子を目の当たりにしています。
ある日のこと、蔵の整理をしていたときに、ある資料が出てきました。そこには寄の歴史が書かれていて、明治時代初代村長安藤安賀氏のときに、大日本帝国憲法起草者の一人である井上毅文部大臣が視察に来られたときの日記が紹介されていました。
「1村挙りて親族の如く、村長おば親父と呼び、訴訟なく盗賊なく、また租に不納なく、さながら太古の民の如し。村長安藤氏はまた村民を視ること我が子の如く、村の利益を得ること我が家の利益よりも篤く、・・・」と寄の自治の立派さに感動され、当時の国民学校の教科書にも掲載されたのだとか。
わたしに話をくれた天神森の所有者が旧姓安藤さんなのでもしかして、と思って聞いてみたところ、安藤安賀氏は彼女の祖先とのこと。初代村長とご縁のあるこの場は何か大切な役割があると感じています。
⭐️これまでの活動
これまで、農の講習会や料理教室、講演会、味噌づくりや筍掘り、アートやワークショップなど、講師を招いたりしながら単発で何度かイベントを開催してきました。素人のわたしたちにとって、そのどれもがチャレンジでした。
中でも、天神森を使用し始めて約一年経った時に、「出航祭」と称した天神森1周年記念イベントを開催したのが一番大きな規模のイベントで、二日間で述べ約70人が参加してくれました。
イベントをする度に感じることは、毎回そこに集まる人全員でその場を共に創ってくれるおかげで想像以上にみんなが満たされる会になっていることです。一人一人が自律して相手を思いやり、自分の持っているものを持ち寄り、支え合い、人はみんな一人ではなく繋がっている、大家族だと本当に感じます。大家族で出航、正に今天神森は動き始める時です。
⭐️天神森のこれまでの歩み
2023.7.19 賃貸利用契約締結
2023.7.23 家と敷地の整備を開始!
2023.8.5 初のイベント
山納銀之輔さんによる「LOVE農スクール」と「銀之輔キッチン」
2023.8.16 第2回イベント
魂コーチングの仲間による「夏祭り」流しそうめんやスイカ割り等
2023.11.3 古井戸の蓋を70年ぶりに開ける
2023.11.9 「水のおまつり」
2024.2.10 お披露目パーティー
2024.2.25 手前味噌づくり
2024.4.20 たけのこの会
2024.5.26 松本英揮さんお話会
2024.6.16 梅しごとの会
2024.7.25~26 離れ一階の床をDIYでフローリング化!
2024.7.31~8.1 一周年イベント「出港祭」
2024.7.31 マコモ風呂はじまる(株式会社リバーヴさん提供)
2024.8.20 「合同会社あい」設立
2024.9.17 アポロンさんお話会
2024.9.22~23 はじまりの音
2024.10.17 家と敷地の一部を購入
2024.11.6 クラウドファンディング開始
2024.11.17~18 松本英揮さんお話会&漆喰塗りワークショップ
⭐️今後の活動
寝食を共にする中で、こうした人と人との繋がりに気づき、自分の存在の尊さを思い出す場をさらに発展させるために、民泊できる施設としてととのえ、より多くの人に体験してもらえる機会を増やすこと。エコな竹の繊維でできた柔らかく癒されるTAKEFU(竹布)のタオルや寝具を使い、先述した株式会社リバーヴさんのご厚意によってできた発酵マコモ風呂の心地よさを、来るみんなにぜひ味わっていただくこと。
また、現状手つかずの畑を、微生物活性資材を用いながら元氣いっぱいの土で自然農でみんなで耕し収穫、天然の調味料で料理して自然の恵みをいただき、残渣は土に返して自然が循環し風が通り大地が喜ぶ地球環境を未来に引き継ぎます。食べものを育てられると実感することは食への安心にも繋がり、生きる上で大切な土台です。
自然の恵みの「美味しい」を味わっていただくために、飲食店営業許可を取得するための改修も考えています。さらに、ゆくゆくは山林を整備し子どもたちの遊び場づくりや薪割り、薪ストーブの活用等みんなのアイデアを募りながらフィールドを活かし、自然が循環し、人と自然が共生する環境を構築した上で人と人との繋がりを深く感じる安心の場づくりをしていきます。
また、約70年ぶりに蓋を開けた井戸の水が今もなお湧き出ていることが昨年わかりました。水質検査をした上でこの井戸を復活させ、地域の防災や生活用水に取り入れると共に、大地の再生を施し、地中の水の流れをつくること。
さらには、高齢化と人口減少が進んでいる寄の人の望みを聞きながら、外から天神森に来る人の架け橋となりお互いに生きがいを感じるきっかけづくりをしたい。
いろいろ壮大ですが、とにかく、キーワードは2つ。
自然と共生し元氣でいることと、人と人が繋がり安心の中で幸せを感じて生きること。みんなの力が集まれば可能性は無限大だと信じています。松田町寄は天神森の場でみんなが叶えたいことを実現するためにぜひ大家族となり共に創ってください。
予期しない流れの中で、今世の中に求められていることを担う役割がわたしたちにあるとしたら、この命を土地とみんなのために使いわたしたち自身もみんなとの共創・協奏を楽しんで生きたい。みんながいるから初めてのことにも挑戦して前に進めます。ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。