【izumoiro】    手しごと作家 手漉き和紙 出雲民藝紙 /出雲真菰

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私達について

izumoiro(いずもいろ)では、作者が心から愛する出雲の素材、手漉き和紙の出雲民藝紙、出雲自生真菰(まこも)の二つの素材を中心に作品づくりをしています。


・出雲民藝紙
島根県松江市八雲町で作られる手漉き和紙 出雲民藝紙(いずもみんげいし)
職人さんが、江戸時代とほぼ変わらない手作業の工程で作られる、手漉き和紙です。

ゆったりと穏やかな風土の中で育まれた、大地と植物のエネルギーを感じる和紙。
植物の皮を原料とし、豊かな川の水、薪炊きの釜、太陽や蒸気の乾燥など八百万の神様に見守られ、豊かな自然をたあっぷりと抱きしめた、芸術紙です。

原料の雁皮(がんぴ)、楮(こうぞ)、三椏(みつまた)を単体で使い、それぞれの性質を最大限に引き出し、少し厚手で、紙色が豊富なのが特徴です。

・出雲自生真菰
イネ科の多年草、沼や川に群生する。草丈が1.5〜2mになる。
大きく分けて、自生種と品種改良された栽培種がある。
自生種は、根元に近い部分が赤く、種子(ワイルドライス)ができる。
栽培種は、黒穂菌により、マコモダケができる。

古代よりこの地で命を繋いできた自生の真菰(まこも)
日本人にとって、穀物、薬草、日常の生活用品、家屋などに使用し、とても身近な植物でした。

稲よりその歴史は古く、縄文時代から、“神宿る草”として、ご神事、ご神体、ご神具、として使われてきました。出雲大社のご本殿の注連縄は、今でも真菰で作られており、毎年替えられます。また、6月1日には真菰神事が行われ、出雲の地にとってなくてはならない植物です。

葉、茎、種子、根まで全草が使われます。
古代より薬草としても使われ、毒素を排出し、自然治癒力を高めるために使われました。
ケイ素が特に多く含まれています。

現代においても、飾る、お茶、食べる、お風呂に入れるなど使い方は多岐にわたります。
水質の浄化力も高く、宍道湖などの水質浄化などにも使われています。


・素材と作者
小さなころから、植物や自然、作ることが好きで生きてきました。
アーティストとしての顔も持ち、作品は国内外で展示され、和紙から作り出される花など、繊細で柔らかな作品が評価されています。

愛とエネルギーをを込める魂の手仕事は、素材をより一層輝かせ、繊細に形にしていく。
すべてのものに魂が宿るとし、工程にこだわり、相手を思う気持ちや、感謝の気持ちを所作や作法として取り込んできた日本の文化を大切に、感性豊かに、穏やかで、優しさを感じさせる作品たち。

手にしてくださる方々が、元の氣に戻り、幸せであるようにと思います。


島根県松江市在住
izumoiro 野津智恵子





プロフィール
2016年10月 作品を作り始める
2017年2月  地元有名神社 巫女さんの天冠飾りの製作
2017年10月 手漉き和紙展 作品展示
2018年10月 全日本美容技術選手権 出場者髪飾りの製作
2019年6月 第27回 国際平和美術展 国内展 出展(神奈川県)
2019年7月 山陰中央新報 掲載
2019年11月 第27回 国際平和美術展 海外展 出展(オーストリア ウィーン シェーンブルン宮殿) “かみ彩”作品展示
2020年9月 JR西日本 グッとくる山陰2020秋号 商品掲載
2021年6月 電子書籍 「New direction in Japanese 日本美術の新しい方向性」“みすまる”作品掲載
2021年9月 書籍 「Mick Davies × Japanese Artists」“みすまる”作品掲載
2022年   英国王立美術家協会 2022年名誉会員
      8月24日〜27日 イギリス ロンドン マル・ギャラリーズにて“めぐり”作品展示
2023年  英国王立協会 2023年名誉会員
     4月19日〜23日 京都市京セラ美術館にて“わ”作品展示
     7月23日 山陰中央新報 掲載
     7月25日〜28日 イギリス ロンドン マル・ギャラリーズにて“わ”作品展示