●患者さんの声

☆腰痛でかかってから、ずっと通っています。最初は週一回ペースで三か月ほど通いよくなりました。その後もメンテナンスでお世話になっています。だって、ゴルフ行く前にいくとスコアがいいんです。(70代女性　経営者)

☆低気圧の時などに頭痛がひどくて通い始めました。半年ほどで、低気圧のときなどの頭痛がほぼなくなり、からだも軽くなり、好きなヨガを楽しんでいます。(40代女性　会社員)

☆初日に、歩けない位の腰の痛みが楽になった時の感動は今も忘れません。週一回で一年くらい通い、悩まされることはなくなりました。2度となりたくないので、今もメンテナンスしています。(70代女性　主婦)

☆中学生の頃に側弯症といわれ、大人になってから痛みがでて、通い始めました。セフルケアも教えてもらえるので、自分で対処することができる安心感が嬉しいです。施術してもらいながら、1年くらいで自分で調子を整えられるようになりました。(40代女性　パート)

☆股関節脱臼で手術したくない一心で通い始めました。最初は、ほぼ毎日。いまは2週間に1回くらいです。1年くらいで股関節の痛みはほぼなくなり、普通に生活できるのが、本当にうれしいです。一生通うつもりです。(70代女性　主婦)

☆10年ほど、1年に1回くらいひどいギックリ腰をしてました。スポーツもやっていたので、あちこち痛みがあるのは普通と思っていましたが、通いはじめて、いろいろ教えてもらい、自分の身体の悪さに気づきました。2年目くらいでギックリ腰も回避でき、施術しながらスポーツも楽しめています。(50代男性　会社員)

☆坐骨神経痛で夜もあまり眠れず。本当にきつかったです。初日の施術で痛みが少し軽減し、すごく嬉しかった。1週間に1回しか行けなかったので、セルフケアも頑張りました。徐々に良くなって1年くらいでほとんど痛みがなくなりました。今は、なんかあったときに時々お世話になっています。(30代女性　会社員)

☆腰が痛くて、医者で注射してもおさまらず、半年、仕事ができない状態でした。施術とバラコンバンドで1カ月で痛みがなくなり、仕事にも復帰でき、本当にありがたかったです。(30代女性　会社員)

☆腰痛でかかり、最初は週1回で1年くらい通いました。今はデスクワークの私にとって、月1回の施術がメンテナンスと癒しの時間です。(50代女性　会社員)

●自然良能会について

昭和40年に、故 五味雅吉 先生(自然良能会初代会長)によりつくられた、骨盤調整法を広め、後進の育成を目的とする組織です。全国に支部があり、総本部で定期的に講習会を行ってきました。
自然良能会の「自然良能」とは、自然治癒力+健康を維持していく力　です。

●自然良能会との出会い

弟が生まれたばかりの頃、斜頸といわれ、母は手術をさけたいのと弟が体も弱かったことから、母の妹が関わっていた骨盤調整の事前良能会へ通い始めたのが、最初の出会いでした。母は、弟の斜頸を治したい一心で必死で通いながらも、学んだセルフケアを私たち家族にも施してくれるようになり、その結果、弟の斜頸は良くなり、体も元気になり、おまけに私たちきょうだいも殆ど医療費がかからなくなったそうです。

その後、父がスキーでの転倒から根本的な治療が難しいと言われている、めまいや耳鳴りに悩まされるメニエール病になり、この時も自然良能会へ通い、骨盤調整とセフルケアにより治したことから、骨盤調整の根本から改善する凄さを体感し、この骨盤調整を仕事にすることを決断しました。そして、30年以上、自然良能会　横浜支部として今にいたります。

身体の痛みや、不調のつらさを抱えている方が、身体を根本的によくすることで、やりたいことを楽しんで生活できるお役に立っていきたいと思います。

●骨盤調整法

創始者　五味雅吉先生(1912～1998年)

【骨盤は人体の土台！】

骨盤は家でいえば土台です。土台が歪めば、柱は曲がります。土台である骨盤が歪むと脊柱が曲がり、まわりの筋肉がひきつれ、萎縮し、血管や神経に影響し、血液循環が悪くなり、様々な症状、不調をおこします。

骨盤のゆがみ(仙腸関節のズレ)を整え、血液循環をよくすることで、自然治癒力を高め、根本から体を改善する方法です。
またセルフケアとして、バラコンバンド療法と骨盤体操を教えています。

・なぜ骨盤に着目したのか？

140余年前にアメリカで、現在も知られている骨格調整法(オステオパシー)、カイロプラクティック療法が完成しました。カイロプラクティック療法の理念は、「背骨が歪むと末梢神経が障害され、様々な疾病をおこす。したがって背骨の矯正法こそ病気治療の根本である」というものです。ところが、「なぜ背骨が歪むのか？」という問題についてはあまり目が向けられていませんでした。五味雅吉先生は、その根本を補おうとして、骨盤に着目しました。

五味雅吉先生が、それまでの医学理論と日本の伝統的療法の指圧理論、またとくに解剖学の実践指導を受けるなどして完成したのが「骨盤調整法」です。
さらに現代医学では、「不動関節」とされてきた「仙腸関節」に着目し、「動く関節」であると発見し、独自の理論を確立しました。

・骨盤調整法

人間の「動き」は人体に300個以上ある関節がお互いに連動し、関節のまわりの靭帯と筋肉と一緒に働いています。一つの関節の狂いは、すべての関節に影響をあたえます。その関節の中心になるのが骨盤の中央にある左右の仙腸関節です。
骨盤の歪み(仙腸関節のズレ)をただすことで、血液循環が改善され、自然治癒力が働き、からだは自然に改善されていきます。

・仙腸関節

骨盤には2つの腸骨があって、その間に仙骨があります。仙骨と腸骨をつなぐのが仙腸関節で、左右一対あり、扇でいえば要(かなめ)の役割をします。仙骨の上には腰椎をはじめとする脊椎があるので、どちらかの仙腸関節(両方でも)がズレると、仙骨の上にある脊椎を歪ませ、やがて骨格全体の歪みにつながります。骨格が歪めば、それに付着する筋肉がひきつれ、萎縮して硬くなります。と同時にそこを通る血管や神経を圧迫して血液循環が悪くなり、組織の新陳代謝が充分に行われず、様々な病気の元となるのです。

・血液の循環が悪いことはあらゆる病気の元になる(万病一元血液循環不全)

全身の30兆をこす細胞は、血液が運んでくる栄養分や酸素によってエネルギーをえて、働いています。それなので、血液の循環が悪くなれば、細胞あるいは組織器官の働きがおち、長引けばやがて病気になります。これが万病一元血液循環不全です。

きれいな血液がスムーズに流れていることが自然良能の力を100％引き出すポイントです。ですから、骨盤を正すことで血液循環をよくし、自然良能の力を引き出す「骨盤調整法」は根本療法なのです。

・施術とセフルケアについて

施術でよくなる方向へ整えることは大事です。ですが、体を治すのは、人が元々もっている自然治癒力です。血液循環を良くするために、自分自身でできるバラコンバンドや体操などのセルフケアを習慣化することがとても大事ととらえ、指導しています。

・関節バランスコントロールバンド(バラコンバンド)

骨盤運動、バラコンバンド療法は、骨盤の歪みを自分で正し、血液循環や神経機能をよくして、自然治癒力を引き出す根本療法です。腰痛をはじめ、肩こり、頭痛、膝などの痛みやしびれなどに効果があります。誰でも簡単に自宅でできる方法です。

主な効用は下記の通りです。

1.バンドの弾力、収縮性が筋肉の代用

2.ゴムの伸縮性が指圧の効果

3.血液循環をよくする

4.関節変位を正しい位置に戻す

●これからの自然良能会

多くの人を助けてきた自然良能会、本部の後継者が決まっていないため、自然良能会を今後どうしようかという話し合いがもたれてきました。

2024年1月に新年会を行いました。

参加された先生方、自然良能会と骨盤調整を残し、伝えていくことが大事と考え、各支部や骨盤調整に関わってきた先生方とともに連携していく方法を考えています。先生方も自分の身体をとおして、また、施術にたずさわるごとに、良くなる患者さんの事例に更なる確信を得て取り組み、この施術の素晴らしさを実感されている方ばかりです。

今後も、身体のお悩みをもつすべての方々のお役にたてるように精進してまいります。

＊参考文献：五味雅吉先生著「体は骨盤から治せ」「からだの疲れをとる本」など