ゆらぎ整体名古屋堀田院【自律神経障害・スポーツ障害】

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温かみのしくみ(体温)⑥

温かみのしくみ(体温)⑥
【熱が出た!】

(体温調節中枢と発熱)


顔が青くなり、体がだるく、

なんとなく寒さを感じる。


そのうち体がゾクゾクして、
ふるえが起こる。


「力ゼかな」と思って

すぐに体温を測ると、

平熱で戸惑ってしまったことが

ある方も多いと思います。


逆に、元気に遊び

まわっている子供の

体温を測ってみると、

高くてあわてた経験を

持つお母さんも多い

のではないかと思います。


このように「熱が出る」

というイメージと、

実際の体温には

ズレがあります。


発熱のしくみは、

実はかなり解明されて

います。


体温は、脳の中にある

体温調節中枢という

ところが設定温度を決め、

一定になるように調節して

います。


体の中心は37℃です。


カゼのウイルスなど

病原体が体の中に増えると、

病原体の一部を免疫を

担当する細胞が取り込み、

インターロイキンという

物質を分泌します。


この物質が体温調節中枢で
プロスタグランジンという

別の物質をつくることを

うながし、このプロスタ

グランジンが体温調節中枢の

設定温度を上げるのです。


設定温度が上がると、

それまで一定に保たれて

いた体温が、設定温度より

低くいことになりますね。


すると、体温調節中枢は

「寒い」と判定し、

皮膚の血流を減らします。


顔が青くなり、ふるえを起こし、

体に熱をためようとするのです。


ですから、ゾクゾクしている

ときは熱をためている最中で、

まだ十分に体温が上がって

いません。


だから平熱のことが

あるのです。


逆に、十分に発熱して、

体温と設定温度が一致すると、

寒気やゾクゾクはなくなるので、

高い体温でも平気な人がいる

わけです。


高めの体温のもとでは、

病原体の増殖が抑えられ

ます。


ですから、体は発熱すると

考えられています。


病気に対抗するには、

ある程度の発熱は

必要なのです。


むやみに薬で熱を下げるのは

考えものと思います。


最後までお読み下さり

ありがとうございました。

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