ゆらぎ整体名古屋堀田院【自律神経障害・スポーツ障害】

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脳のしくみ(脳神経系)21

脳のしくみ(脳神経系)21
【産みの苦しみ】

(産道と頭蓋骨)


「産みの苦しみ」といいます。

子供が生まれるとき、

お母さんは相当に苦しい目に

あうけれども、その後に

子宝という最高の喜びを

得ることから、「何かをつくり

出そうとするときの苦労も、

先の喜びを思えば耐えられる」

というたとえで使われます。


実際、お産のときにお母さんは

相当に苦しみます。


その苦しみが陣痛です。


でも、なぜ子供を産むために

痛みで苦しまなければ

ならないのでしょうか。


それは陣痛の原因が子宮の

収縮にあるからです。


子供を守り育てる子宮は、

平滑筋と呼ばれる筋肉で

できた袋です。


平滑筋は胃腸の壁にもあって、

食べ物の輸送に活躍しています。


よく急におなかが痛くなって

下痢をすることがありますが、

これは腸の平滑筋の収縮が

強くなりすぎて痛みを感じ、

同時に内容物が出てしまう

ためなのです。


下痢とお産が同じだというと、

いささか不謹慎かもしれませんが

お産の際には、子宮の平滑筋が、

強く繰り返し収縮して子供を

押し出し、そのことで痛みが

起きるのです。


これを陣痛といっています。


ただ、陣痛はただの腹痛と

比べ物にならないぐらいの

強い痛さで、何時間も

かかります。


それは、子供がすんなりとは

出ていかないからです。


人の頭が大きすぎるのが

理由です。


頭が小さい犬は、お産のとき

少しは苦しみますが、

かなり短時間で次々と子犬を

産みます。


だから、犬は安産の神様に

なっています。


人類は優秀な頭脳を持った

ために、その引き換えに

「産みの苦しみ」を背負った
のです。


陣痛が尊く見えてきました。


最後までお読み下さり

ありがとうございました。

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