ゆらぎ整体名古屋堀田院【自律神経障害・スポーツ障害】

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脳のしくみ(脳神経系)⑥

脳のしくみ(脳神経系)⑥
【脳の電源装置】

(上行性網様体賦活系)


何かと「癒やし」という言葉が

使われる昨今です。


以前、テレビでリラクゼーション
カプセルなるものを紹介して

いました。


そこに入って横になっていると、

体の緊張が取れて、ぐっすりと

眠ることが出来るのだそうです。


忙しいサラリーマンがお屋寝して

いました。

これは、脳の活動レベルを

調節する脳幹網様体賦活系

というしくみを利用して


います。


脳幹というのは大脳と脊随を

つなげる脳の一部分のことで、

延髄などを含みます。


ここにある、神経細胞が

お互いに連絡しあって

網のような構造を作っている

部分を脳幹網様体といいます。


動物で脳幹網様体と大脳の

連絡を遮断すると、

たちまち眠ってしまうことが

わかっています。


つまり、脳幹網様体が大脳を

「起こしている」のです。


人も同じしくみと考えられて

います。


脳幹網様体の脇には、

全身の感覚を、脊髄を経て

大脳に伝える情報のルートが

あります。


このルートには暑さ、寒さ、

ものに触れた、痛いなど

全身の感覚情報が常に通過

します。


この一部は脳幹網様体に入り、

中をめぐるうちに、単なる信号に

なってしまいます。


この信号を刺激として大脳に

送り込んで、大脳を起こして

いるのです。


脳幹網様体は大脳にスイッチを

入れる役割、いわば電源装置

なのです。


さて、リラクゼーションカプセル

ですが、中がフカフカの布団で、

眼かく、心地よい音楽が中を

流れているそうです。


つまり、外界の刺激をなるべく

遮断しているので、感覚の

情報量は減り、脳幹網様体の

きが弱くなり、脳が眠る

というわけなのです。


最後までお読み下さり

ありがとうございました。

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