ゆらぎ整体名古屋堀田院【自律神経障害・スポーツ障害】

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脳のしくみ(脳神経系)④

脳のしくみ(脳神経系)④
【脳波の解】

(脳波と脳活動)


頭をぶつけたときに、

「脳波を見てもらおう」

考えたことはありますか?


人の悪口をいうときに、

「脳波でも見てもらったら!」

なんていったことは

ありませんか?


実は、こういった話は脳波を

誤解しているから出る話なのです。


脳波は、頭の表面に電極を当てて

脳から生じる微弱な電圧の変化を

計測したものです。


電圧の変化が起こる理由は、

脳の活動の主体である

神経細胞が活動するときに

電気を生じるためです。


ほかに電気を生じる例としては、

心臓でとられる心電図あります。


つまり心電図と脳波は原理的に

同じものなのです。


心電図は、心筋細胞が

タイミングを合わせて

いっせいに電気的変化を

生じるので、大きな波となります。


一方、脳の神経細胞は

通常バラバラに電気的変化を

起こしているので、波の大きさは

かなり小さく、細かい波しか

見えません。


ですから、脳波で神経細胞の

細かい動きはほとんど

わかりません。


通常の脳の働き、

つまり頭がいいのかは

わからないのです。


しかし、神経細胞の働きが

揃っているときには比較的

大きな波が見えます。


それは目を閉じて

安静にして脳の働きが

静まっているときです。


このときに見える波を

a波といいます。


お気づきでしょうか。


有名なa波ですが、

a波が脳を安静にする

のではなく、脳が安静に

なったときに、観察されるのが

a波なのです。


脳がもっと静かになると

もっと大きな波が見えます。


そうです、眠っているときです。


脳波は、脳全体の活動の

レベルを測るものなのです。


最後までお読み下さり

ありがとうございました。

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