ゆらぎ整体名古屋堀田院【自律神経障害・スポーツ障害】

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栄養のしくみ(栄養と代謝)18

栄養のしくみ(栄養と代謝)18
【褐色脂肪組織】
(非ふるえ熱産生)

ダイエットに興味を
お持ちの方々の間で
褐色脂防組織が注目されで
いるようです。

白あるいは黄色い皮下脂防と
違って、褐色をしているので
この名があります。

褐色脂肪組織は生まれてたての
赤ちゃんの体にたくさんあって、
その細胞が持っている脂肪を
燃やして、ひたすら熱をつくる
役割を持っています。

皮下脂肪がまだほとんどなく、
脳の体温調節力が未発達の
赤ちゃんの体温を維持していると
考えられています。

褐色脂肪組織は成長するにつれて
だんだん少なくなります。

代わりに皮下脂肪と脳の
体温調節力が成人の体温を
維持します。

褐色脂肪組織が働くと熱を
つくるので、計測上、基礎代謝が
増えると考えられます。

ところで、今たいへんな誤解が
まん延しています。

「褐色脂肪組織を増やして
ダイエットしよう!」
というのです。

これは全く可能性のない
ウソ話といえます。

そもそもお話ししたように
大人には褐色脂肪組織が
少ないのです。

また、褐色脂肪組織が増える
可能性があることも指摘されて
いますが、積極的に増やす
手だては全く見つかっていません。

運動して増える、などという
ものではありません。

さらに褐色脂肪組織が
基礎代謝を増やすのは、
組織で発熱量が増えるためで、
他の皮下脂肪を減らす作用では
ありません。

つまり、褐色脂肪組織が増えても、
それだけで体重は減らないのです。

医学知識をうわべだけ
聞きかじって、都合よく
組み立てたウソ知識を利用して、
お金もうけしようとしている
人がいます。

断じて許すことはできません。

最後までお読み下さり
ありがとうございました。

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