ゆらぎ整体名古屋堀田院【自律神経障害・スポーツ障害】

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血液が体をめぐるしくみ17

血液が体をめぐるしくみ17
【心臓の発電機】
(心筋イオンチャネル)


心臓の鼓動は、心臓に生じる

電気信号がキッカケとなって

起こります。


では、心臓の細胞は、

どのようにして電気を

起こすのでしょうか?


心臓に限らず、細胞の内側と

外側は塩水で満たされています。


塩分は水に溶けると電気を帯びた

粒子になります。


これをイオンと呼びます。


代表的な塩分はナトリウム、
カリウム、カルシウムです。


このイオンは、細胞の内外で常に

濃度が違っています。


トリウムは細胞外の濃度が高く

カリウムは細胞内が高くなって

います。


ー方、心臓の細胞膜にはイオン

だけを通過させるタンパク質で

できた専用の通り道があり、

イオンチャネルと呼ばれます。


ナトリウムだけ通すナトリウム

チャネル、カリウムだけを通す

カリウムチャネルなどがあります。


この通り道は、開いたり閉じたり

しています。


通り道が開いたときには、

イオンが度の高い側から

低い側に、あたかも滝を水が

流れ落ちるように通過します。


電気を帯びた粒子が細胞膜を

通過して電流となり、電気信号が

生じたことになるのです。


心臓の細胞にひとたび電気信号が

生じると、これは隣の細胞を

刺激して、そのイオンチャネルを

開く働きがあるので、隣の細胞

も電気信号が生じます。


こうして、心臓の一角に生じた

電気信号は、たちまちのうちに

心臓全体に広がり、キッカケを

もらった心臓の細胞はいっせいに

収縮して、力強く血液を全身に

送り出すのです。


心臓の細胞にはたくさんのイオン
チャネルという「発電機」がある
のです。


この発電機こそ心臓の鼓動、

つまり生きている証しの源な
のです。


最後までお読み下さり

ありがとうございました。

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