ゆらぎ整体名古屋堀田院【自律神経障害・スポーツ障害】

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血液が体をめぐるしくみ②

血液が体をめぐるしくみ②

【左側で感じる鼓動】

(心尖拍動)
「心臓の場所はどこ

でしょう?」とか

「あなたの心臓をさし示して

ください」とか聞くと、

どなたも左胸を示したり、

手のひらを当てたりして

教えてくれます。


しかし、胸のエックス線写真に

白く写っている心臓の影は、

胸の真ん中に位置しています。


なんと、心臓があると

思っていた場所は、

心臓の左下のヘリなのです。


ですから、救急時に行う

心臓マッサージは、

胸の真ん中にある胸骨を

押すように行わなければ

なりません。


心臓は胸の真ん中に

あるのに、左に寄っていると

思うのは、そこに心臓の鼓動を

感じるからです。


心臓の鼓動は人が生きている

証しであり、その動きは実に

力強いものです。


鼓動は心臓の象徴なのです。


だから、鼓動を感じ取れる

ところに心臓があるように思い
込んでしまうのですね。


それでは、心臓は全体で収縮して

動いているはずなのに、どうして

左胸でしか鼓動を感じないのか

考えてみましょう。


それは心臓の収縮のしかたが

原因です。


心臓は血液がつまった袋のような

イメージですが、心臓は

収縮するとき、袋全体が縮む

のではなく、左右から血液を

押し出すように収縮します。


これにより、心臓の下側の

がった部分(心笑部)が

むしる伸びることになり、

これが胸の前の壁をたたくこと

になるのです。


心臓が胸をたたいているのが

鼓動の正体です。


心尖部はやや左に寄っています
ので、鼓動は左胸の限られた

ところでしか感じ取れないのです。


生きている証しのノックは、

休まず続いています。


最後までお読み下さり
ありがとうございました。

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