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メールマガジン バックナンバー
「学校であったできごとを話してくれるけれど、内容がいまいちわかりづらい」作文が苦手な子たちの傾向とは
・学校であった出来事を話してくれるけれど内容が分かりづらい
・「誰と?」「それはいつ?」など色々質問してはじめて内容を理解できる
・話が突然変わったように感じる
発達個性があるお子さんの中には
このように
「なかなか言葉にできない」
お子さんがいます。
その理由は
話すための機能に苦手さがあるからです。
≪結晶性知能と流動性知能≫
知能には結晶性知能と流動性知能があって
結晶性知能はおもに知識や経験値、
流動性知能は目の前の課題を解決するための思考力を
あらわします。
話すのが苦手な子は
知識の吸収は得意な反面、
こうした組み立てが苦手なことがあります。
≪この傾向は変わらない?≫
基本的にこの傾向が一気に変わることはありません。
ただ、年齢があがったり知識の量が増えることで
本人なりに一生懸命伝えようとする粘り強さは、
次第に身についていくことが多いです。
≪焦らせない会話を心がけて≫
そのためには普段の会話が欠かせません。
特に話すことに苦手意識を感じさせないように
しながらも、
積極的に文章にして話す練習は
大事です。
小学6年生になって
作文を作ることの大切さを実感し
なるべく具体的に書くことを
心がけるようになった生徒がいます。
ゆっくりな変化かもしれませんが、
着実に理解していることもあるので
焦らず具体的な会話を
心がけてみてくださいね。