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《実践事例》「例えるならこれは何?」比喩表現を理解できるようになるまでのステップアップとは

ASDのお子さんには

・例えが理解できない
・皮肉が分からない

など、ものの例えが分からない

という特性があると言われています。

例えば
「へそで茶を沸かす」は、
本当にへそで茶を沸かすことを想像します。

また、
「棚からぼたもち」は、
本当に棚からぼたもちが落ちてくることを
想像します。


これを聞いたり見たりしたとき
「そんなことも知らないの!?」
とならないために、

例えの理解にも発達が
関係していることを
あらかじめ知っておきましょう。


Step 1「『モノ』を例えるところから理解が始まる」

例えを理解するとき、いきなり言葉から
理解するのは難しいようです。

そんなときはまず絵や形から
例える練習をします。

Step 2「言葉から直接的に例える」

「赤鬼のように真っ赤な顔」
「青ざめた顔」のように言葉をみて、
そのような顔がどういうものかを
連想してもらいます。
また、どのようなときにそうなるのかを
考えてもらっても良いですね。

Step 3「ことわざで感情を表してみる」
ことわざは上手な例えが広く知れ渡り、
一般常識となった言い回しです。

ですからことわざはいわば例えの宝庫。
ことわざを使った感情表現を身につけておくことで例えの理解ができ、
いざ自分の感情表現したいときにも使えます。

ことわざは一般常識というよりも、
このような表現のツールとして
勉強できると子どもも楽しみが広がります。

ASDの子でなくても「〜みたい」という
表現が日常に盛り込まれていれば、
関連性やものごとの抽象理解に
つながります。

そしてもし、
お子さんが例えの理解が難しいようなら、
まずは「物を例えてみる」
というところから


スタートしてみてはいかがでしょうか?
勉強のきっかけはこのような
ところから生まれることもあります。


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