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パニックが起こってからでは手遅れ??癇癪やパニックは対処療法より予防が大事!

昨日このようなご相談を
いただきました。

「小学2年生の男の子です。軽度知的発達遅滞とASDがあります。
自分にとって気に入らないことがあると癇癪やパニックを起こして
しまいます。そのときの対処方法にはどのような方法がありますか?」


ご相談いただきありがとうございました。

こちらに対する僕の回答は次のような回答です。



「その瞬間にできることはありません。」


これは自分の無力さも承知で
お伝えさせていただきました。

ただ、この回答には理由があります。


その理由は


「その場でどうにかしようとすると結果どうにもならない。」


ということのほうが多いからです。

実際、癇癪やパニックが起こってしまって
からどうにかしようとしてうまくいったケース
はほとんどありません。


あえてできることがあるとすれば
励ますでもなく
あやまりをただすでもなく
共感することです。


その共感方法は


子どもの言ったことを
オウム返しすること。


ただ、これを実行してうまくいくケース
とそうでないケースとはっきり分かれます。


特に言語発達に遅れがあると
そもそも「こうしたかった!」
と言えないこともあります。


それで大人側もお手上げ状態に
なってしまうんです。



だからまずは
癇癪やパニックをどうにかするのではなく
それにともなう


被害拡大を最小限にとどめる。



というのが良いです。



実際、集団活動では
思い通りにならないお子さんを
前にして大人が焦ってしまうことも
多くあります。


だからまずは
やり方を変えても
うまくいかないときは
うまくいかない

という割り切りもときには
必要です。


そしてそのような状況にならない
ための予防線を作っておく。


特にASDのお子さんは先の
見通しを立てづらいので
事前確認は必須です。


ASDのお子さんに必要なのは
予防と共感

この2つを意識してみてくださいね!

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