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(支援事例)勉強を教えていて深い迷走状態に入ってしまう1つの理由
毎日の子育ての中で勉強まで手が回らない
教えているけれどうまくいかずにモヤモヤしている
今回は目標を立てるうえでのポイントをご紹介します。
放課後等デイサービスで実際に行ったスーパーバイズです。
僕たちが勉強を教えていても子どもは思うように先に進んでくれずやきもきすることがあります
特に発達個性がある子たちはその学習スタイルもバラバラ。
実際は2つ3つ先に進めそうでも、子どもによっては停滞したまま先に進めないことも良くあります。
そして今回は、あれこれ試しているうちに迷走状態に入ってしまったそうです。
ただ、勉強を教えていくうえでこうしたやきもきした状態、モヤモヤした状態が続くと双方にとっていいことではありません。
子どもにとっては分からないままどんどん先に進めようとされるし、
教える側にとっては「うまくいかない」「うまい方法が見当たらない」ということで焦りが生まれます。
実はこのとき迷走状態に入ってしまった理由は1つ。
具体的な目標がない。
スモールステップを組むことの意味は理解していても、どうにか漢字を覚えさせようというところでそれ以上の目標がなかったのです。
これでは今何ができているのか、実際に何を目標にすべきかが見えてこないですよね。
具体的な目標というとどうしても高いハードルを思い浮かべますが、算数なら1桁+2桁の、そしてそれが暗算なのか筆算なのかによっても変わってきます。
今回は漢字だったので「学校で習った漢字、自分で知っている漢字を、部首カードを見ながら3~5つ書けるようになる」を目標にしてもらいました。
これだけでも結構何をしたらよいかはっきりしたと思いませんか?
少なくとも「漢字を覚える」よりはイメージしやすくなったと思います。
3~5つにしたのは達成することができそうだからです。
低学年の子には「やってみよう!」「やってて楽しい!」と思える瞬間がとても大事です。
成功体験を増やすのはこうした具体的な目標設定からもできるので参考にしてみてくださいね。
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