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計算に必要な継次処理とは?継次処理が苦手なときには理屈を教えるより○○で教える

何度計算練習をしても身につかない。理解できない。
もしかしたら学年遡って練習したほうがいいかも?

計算練習をしていてこんなことありませんか?

計算には脳の中の「継次処理」という機能が関わっています。
この機能が弱いと連続して処理し続けることが難しくなります。


◇継次処理とは
継次処理とは、物事を1つずつ理解しながら処理していくタイプの考え方です。
例えば書類手続きをするとき、記入する個所を1つずつ確認したり印鑑を押す場所を確認したりして、1つずつ欄を埋めていきますよね。
このように1つずつの手順を踏んで物事を進めていくことを継次処理と言います。

◇算数にはどのように反映される?
継次処理は算数では計算で主に使われます。単純な足し算・引き算やかけ算・割り算ならできますが、
2回以上計算する必要があったり約分や逆数が必要だと処理が多くなるため計算ができなくなります。

さかのぼらせて計算するとできるけれど、複数の処理が必要になると苦手になる、あるいは遅くなるのはこのためです。

◇継次処理を育てることはできる?
個人差はありますが伸びる可能性はあります。
ただし、処理し続けることが難しいため合間に休憩をはさみながら少しずつ慣れさせていくことになります。

◇継次処理が苦手な子にやってはいけないこと
継次処理が苦手な場合「次に何をしたらいいの?」というところがぱっと出てきません。
そのため「自分で考えてごらん」と言われてもその方法を思い出せないので苦労だけが募ることになります。

考えて思い出せる場合とそうでない場合とありますが、
10秒ほどたっても方法が見つからない場合はヒントか答えを提示してあげましょう。

◇学習の基本的な進め方
継次処理が苦手な子の算数の進め方は基本的は習うより慣れろ、です。
理屈を説明されても理解できずに、また計算過程を説明されても分からないことが多いです。
そのため計算過程の全体像をまずは示し、そのあとで理屈づけを一緒にしていく。

そうして1つの計算にいろんな処理手順があることを学習してから、再度自分で手順を踏まえて進めてみる
というのが良いです。

答えを見せちゃっていいの?と言われることもありますが、大事なのは答えを提示した後で何をしたかを言葉にし、
手順があることを理解することです。
はじめに2,3問見本を提示しておくイメージですね。

そのうえで計算練習ができると作業量も増えていきます。

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