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漢字こそ部分点が大事!子どものやる気を落とさないための漢字練習

校で50問テストがあったり宿題で書き取り練習があったり、漢字はいつの時代になっても子どもによっては苦行のような試練となっているようです。

ところで漢字練習で子どもが「部首や一部は書けているけれど線が一本足りない」「内側が違う」ということはありませんか?

大人はつい「これ違う。」と言ってしまいますが、子どもにとってこの「部分正解」にこそ意味があります。


漢字で一番苦戦するのは何か。それは正確に思い出して書くことですが、
漢字練習は反復練習が重点になってしまって実はあまり意味がありません。
とはいえ宿題になるとやらざるを得ないというのが悩ましいところです。

漢字に限らず思い出す機会が多いほど学習効果は上がります。
つまり、漢字も定着するためにはどれだけ書いたか、よりもどれだけ思い出してつかってみたか大事になります。

その思い出す機会の1つが漢字テストですね。

ところが漢字テストは1文字ずつの部分点を評価してくれません。

ここに漢字学習のモチベーションが下がる一因があります。

本来漢字はいろんな部分が組み合わさってできています。高学年になればなるほど同じ部首を持つ漢字は増え、頭の中では似たような漢字で埋め尽くされていきます。

その中でなるべく近い漢字を選び出し書き込んだ結果、部分は合っているけれど全体で見ると違うということはあります。

これは子どもの中で試行錯誤し正しい解答に近づこうとしている最中なので、部分点を評価することで思い出そうと努めたという点に気づいてあげることができます。

僕は「惜しかった」という言葉をよく使いますが、漢字は特に多いです。

はじめから正しくいくことはない。たくさん間違えてもいいんだ、何度でもチャレンジすることが大事。

形から思い出すことで正確さを身につけていく子もいます。
ならば、ぜひ漢字から部分評価を始めてみてはいかがでしょうか?


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