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みんなと一緒にお風呂に入りたくない!集団生活を嫌がる子を変えたひと言とは
おはようございます、いつもメルマガをお読みいただきありがとうございます。
先週の土日のことです。
寺子屋キャンプに参加していたときの出来事です。
(どんな様子だったのかはぜひこちらをご覧ください)
https://ameblo.jp/non--kun/entry-12817278576.html
炎天下の中、おみこしを引いて練り歩いて大人も子供も疲れ切っていた矢先にそのハプニングは起こりました
お寺に戻ってきてこれからみんなでお風呂に入ろうというとき、一人の男の子が突然
「みんなと一緒にお風呂に入りたくない!」と言い出したのです。
きれいさっぱりできるならお風呂に入ったほうがいいはずなのにそれができないと言い出したのです。
周りの大人は当然のように「なんで!?きれいさっぱりしてきなよ!」「においがする○○君とは一緒にご飯食べれないなあ。」
など話しかけますが、どれも効果はなく「いやだ!」の一点張り。
全員でバスに乗り込んで移動しなければならず、間もなく出発時間となる予定でした。
このままでは周りに迷惑がかかるー。
そこで僕は、一言
「どんなお風呂がいい?」
するとその子がなぜみんなと一緒にお風呂に入りたくないのか教えてくれました。
お風呂には入りたいが、知らない子ばかりで入るのがイヤだ。大人と一緒に入りたい。
これが本音だったのです。
だから
「大人も一緒に入る。他の子が入ることはどうしても止められないけれど、君をあたかも一人で入っているかのように入浴させることはできる」
つまり、この子にとっては誰か安心できる人がそばにいない空間では対処できないから大人がそばにいてくれ、ということだったのです。
結果、その子はさっとではあるもののシャワーを浴びてさっぱりして夜を迎えることができました。
僕がこうした子と話す際によくやるのは「折り合いをつける」です。
「やりたくない」と言われたとき、勉強や苦手なことからどうしても逃げたくなるものです。
ただ、やらなければならないことがあるのも事実。
だからこそお互いに譲れないポイントを共有して妥協点を見つけるのが良いのです。
そしてそうした折り合いのつけたことがスモールステップにつながっていくこともあります。
子どもの気持ちをくみとって折り合いをつけられれば、勉強だって小さく始められるかもしれません。
ちなみにこの子はASD(自閉スペクトラム症)タイプですが、無事にキャンプも乗り越えることができました。
素晴らしいですね。
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