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好きを活かすって、実際どういうこと?勉強のやる気をもたらす「好き」の活かし方 

こんにちは。
発達育成講師の水野です。

子どもの好きなことを活かしたい、好きなことを勉強にも活かしてほしい!
そう考える保護者の方も少なくないのでは?

そこで今回は実際に授業の中でどのように子どもの好きを活かしているのか、ご紹介したいと思います。


①子どもの好きなことは全部知らなきゃいけない??

好きを活かす方法をお伝えする前にもしかしてこんなことを考えていませんか?
「子どもの好きを活かすってことは、子どもの好きなことについては詳しくなきゃいけない。」

確かに話題を共有したり勉強に織り交ぜるうえで、お子さんの好きなことについてある程度の知識は必要です。
だからといって、全部を知っている必要はありません。

一部でも知っていればそれだけでお子さんにとって勉強のやる気の1つになることもあります。

例えば僕の生徒には鉄道に詳しい生徒がいますが、
何しろ僕は鉄道マニアではありませんから、ローカル鉄道の今はもう廃車になって鉄道の種類など知るはずもありません。

それでも鉄道についてまったく無知かというとそうではありません。
少なからず新幹線に乗ったことはありますし、都内であれば地下鉄なども利用しています。

大事なのは何もかもを知ろうとすることではなく、すでに知っている中で関連のあることを利用することです。

②勉強に活かすにはキーワードを1つ入れればよい
勉強においてイメージしやすいことは、理解を促す最善の手段の1つです。

例えば
┌────────────[ 問題 ]────────────────┐

ケーキが6個あります。3人で等しく分けると1人当たりいくつになりますか?

└───────────────────────────────┘

とあったとして、歴史が好きなら
┌────────────[ 問題 ]────────────────┐

ケーキが6個あります。織田・豊臣・徳川の3人で等しく分けると
1人当たりいくつになりますか?

└───────────────────────────────┘

子どもは無邪気なので「その時代にケーキはないよ。」などと言われるかもしれません。
ただ、重要なのは分かりやすく例えることです。
今は歴史的事実などはあまり関係ありません。

算数は特に無味乾燥とした勉強No1ですから、こうした具体的なイメージはなおさら必要ですね。

③お子さんの好きを活かすためのキーワードはただ1つ
お子さんの好きを活かすということはつまり、目の前の問題に対して少しでも想像性が
うまれるようにしてあげるということです。

そのためには「好きな物に例えるなら」というこの1つが大事です。

子どもは勉強をしたくはありませんが、勉強を理解したいとは思っています。
いかに楽に、分かりやすくいろんなことを身につけられるようになるかを捜しているので、
そのうえでこのたとえを盛り込むのは勉強のやる気のきっかけを与えてくれます。

④「好き」を皮肉や脅しに使わない
中には「鉄道の漢字だけはあい変わらず良く書けるね」なんて、少し冗談めかして言ってしまうこともあるかもしれませんが、
好きなことを大切にしてほしいのはお子さんも一緒です。

また「ゲーム好きならそのくらいできないと!」のような言葉も、やる気を出してほしい目的で言ったにもかかわらず裏目に出てしまう
こともあるかもしれません。

好きなことを話題に盛り込む以上、それらを一緒に楽しんでいる感覚が大事です。
やる気スイッチは1つのきっかけで入ることも少なくありません。

ぜひコミュニケーションの中で好きなことのたとえを上手に使って、勉強を教えてあげてくださいね。


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