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どうしても音読が機械になってしまうのはなぜ?ASDの子で国語が苦手な子のパターン
ASDのお子さんがどのように文章を読んでいるのか、
またはそうしたこだわり傾向があるお子さんがどのように文章を読んでいるのか
これまでの生徒のケースをもとに実演しました。
つまり、僕がそうした生徒になりきって音読をしてみて、それに合わせて線を引いたり読み方を指導したりしていただきました。
ASDの子やそうした傾向があるお子さんの中には
言葉のイントネーションや文章上の抑揚をつけることが難しいことがあります。
これは音読だからそうなのではなく、黙読していても同じなのだと思います。
僕らは本を読んだり漫画を読むときには無意識に抑揚をつけて読んでいますが、
こうしたリーディング技術が弱いようです。
(全員ではないと思いますが)
実際に出会った生徒を実演してみたところ
「音読が機械音声みたい。これだと文章読むの退屈だし面白くないし大変ですね。」との感想をいただきました。
そうなんです。
それでも
「読めないのは音読練習不足」「国語が苦手」とだけ判定されてしまうのがやはりもったいないなと思います。
適切な区切りが見つかると新しい語彙の定着にもつながります。
また、文節のまとまりや適切な区切りを見つけられないために読むことに苦戦し、内容理解が難しくなることもあります。
イントネーションをつけて読んでもらうことは難しいかもしれませんが、適切なまとまりを作って読んでもらうことはできます。
明日はオンラインでのK-ABCⅡ説明会&講座です。
子どもの読み書きが苦手なのには理由があります。
https://forms.gle/dfxKEJKJqfvvGSqVA