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【高校受験】高校受験に向けた勉強の仕方(英語編)

こんにちは。

全国的に猛暑日となった2日間でしたが、今日もまだ暑さが残りますね。

「英単語を覚えられない」という子のために
今日は中学受験を見据えた

英単語の勉強方法をいくつかご紹介します。

英単語に限らず覚えるためには見ているだけでは意味がありません。
見て覚えられるのはよほどの興味関心があるか、漫画の中で散りばめられていて知らずに記憶に残っているかのどちらかです。

それ以外は意識して覚える必要があります。
そのためには何度もチャレンジすることが大事。

ときどき「覚えられない」という生徒がいるのですが、確かに実際覚えられる量に個人差があるとはいえ
(もしくはそのときに作業し続けられる量に個人差があるとはいえ)
それを踏まえてもやってないことが多いです。

あきらめるには早すぎる・・・

という子が多いのが僕なりの印象です。

そして覚え方を間違っている・・・・

というのも同じく僕の印象です。

今日はこの2つに焦点を当てて、英単語の覚え方をご紹介します。

1.正確に読めているか
英単語を覚えようと思うと初めにやらなければならないのは、音韻と文字の一致です。
これが苦手な子がいるので要チェックです。
今僕が教えている生徒にこのようなことがいるのですが「think」を「シンク」と読めなかった生徒がいました。
これはこの子の勉強不足というより、考え方のクセとして
何をどのように読めばいいのか分からない、という状態にあったためです。

「thi」で「シ」なんて何がどうしてそう読むようになったか分かりませんからね。

こうして音韻と文字が一致していないと英語はちんぷんかんぷんです。
だからまずは読み方をどの程度把握できるかを確認する必要があります。
中には「this」(ディス)「think」(シンク)で読み方が変わることの理解が難しい子もいます。
このあたりは次の「似た読みを並べて練習する」でご紹介します。

読み方が分からないのは勉強不足だから、というよりそもそもそのような機能が弱い可能性があります。
1つ1つに読み方を与えて、まずは英語の読み方に慣れさせるところから始めます。


2.読み方の違いを理解する
さきほどの「this」と「think」のように、同じつづりでも読み方が変わる単語があります。
すべてを並べるのは無理でもまずは

『同じつづりでも読み方が変わることがある』ということを受け入れるためにも

いくつか並べて発音練習するのが良いですね。

例えば「this、think、thick」はつづりは同じでも読み方がすべて異なります。

落ち着きがない子の場合はこの前半の「thi-」だけを見て読み方を判断してしまいがちなので、
読む前につづりを確認してから読む必要があります。

また、こだわりがある子はこの読み方の違いに追い付けていないこともあります。
ですから事前に読み方が変わるんだ、ということをこれからのためにも教えてあげると良いですね。

3.声に出して読む
衝動性が高い子に多い傾向ですが、単語を覚える場合に「見て覚えよう」とする子がいますが、それは定着しません。
見て覚えられるのはアインシュタインのような天才ぐらいです。
記憶に定着するためには

見る→記銘する(頭に叩き込む)→アウトプットする(声に出すもしくは書く)を繰り返す必要があります。

特にこの「思い出す」という最後の段階を自発的にやるのが苦手なようで・・・

「見てるのに覚えられない」という子が多いのですが、

必要なのはインプットしてからアウトプットするまでの流れです。
アウトプットするにはインプットした以上にエネルギーを使いますからすぐに疲れます。

でも本来はこの一連の流れをできるから覚えられるのです。

記憶量や定着度に個人差があるのは理解していますが、それでも早々にあきらめてしまうので
もったいないなと感じています。


4.漢字と同じでアウトプットする量が少ないと定着しない
書くことに慣れていなかったりアウトプットすることに慣れていなかったりすると、はじめのうちはとても時間がかかります。
また、正しいつづりで書けるようになるまでに時間がかかります。

ですからアウトプットまで行う練習が不可欠です。

友達と問題を出し合う、聞こえた単語の意味を答える、あるいは英単語を読みあげる。

これらはすべてアウトプットができる方法です。

どれだけ高価なリスニング教材を持っていてもこのアウトプットなしにすぐに定着することはとても難しいことです。

5.アウトプットに慣れてきたら自分でテストをする
テストは何も学校や塾で課されるテストだけではありません。実際に自分で試してみるのだってテストの1つです。
それで悔しい思いをしたり歯がゆさを感じたりすることもモチベーションにつながることもあります。

こうした小さなテストを自分で繰り返せることが英単語獲得の一番の近道です。

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