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言葉はたくみでも一たび火がつくと大噴火する「アスペルガー」、自閉症とどう関連する?

こんにちは。

東京は真夏です・・・

が、暑さに負けずに前を向いて毎日を楽しみたいと思います。
水分補給を忘れずに!


もしかしたら経験があるかもしれませんが
このような人に出会ったことはありませんか?

普段からすごいじょう舌に話すけれど、いざというときに感情が爆発して
しかもなかなか収まらない。

このようなタイプがいるかもしれません。

以前は
通常の学習能力はあるか高いものの、ある場面になると突然こだわりから抜け出せず癇癪を起してしまう、
このような言動になる人は

アスペルガー症候群

と称されていました。

今は自閉スペクトラム症に統合され、徐々に自閉症の1つとして理解しようという傾向になりつつあります。

・自閉症とどうして1つにできるの?
アスペルガーが自閉症と同じような症状を見せるためです。

アスペルガー症候群とは
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アスペルガー症候群の特徴としては、遠まわしな表現や比喩を使った表現、
表情やしぐさから相手の感情を読み取ることに困難さがあるため、自分の話ばかりしてしまったり、
相手が傷つく言葉を悪気なく伝えてしまったりするなどの困りごとがあると言われています。
その他にも、一度決まったルーティンが崩れたり、新しい環境へ適応が必要になったりするなど
変化に対する抵抗が強くあるとも言われています。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

一度決まったルーティンへのこだわり、新しい環境への変化に対する抵抗の強さなどは
自閉症に特有の傾向でもあります。

こうした傾向の重複があったため、アスペルガー症候群は自閉症に統合されることになりました。

・どう育てたらいい?
アスペルガー症候群の傾向にある人は言語発達や知的発達に遅れがないため、通常の社会生活を送ることができているように
見られます。
そのため普段の生活の中で気づくことは難しいかもしれません。
ただ、

・規則やルールに忠実
・悪気なく思ったことをはっきりと話す
・白黒つけないと落ち着かない

などの傾向がある場合は、アスペルガーの傾向があるかもしれません。

対応は基本的に

・事前にルールなどを設けて行動しやすくする

ただし、ルールがあいまいだったり漠然としていたりすると
ルールの揚げ足取りになってしまうかもしれません。
そうならないためにも事前になるべく具体的なルールを設けること、
そして
ルールは状況によって変わることがあること

などは事前にしっかり確認しておきましょう。

また、対人関係でトラブルになることもありますが本人は
「何が悪かったのか」を自覚することが難しい場合があります。

その際は
冷静に「相手はどう思っていたのか、通常ならばどう受け答えするのが良いのか」教えてあげてください。

何かにこだわってパニックとまではいかないまでも、感情コントロールが難しくなることもあります。

そのときはその場で解決しようとするよりも
まずはその場を離れて冷静になれるよう、回避の方法を練習しておくのが良いです。

アンガーマネジメントを練習する方法もありますが、習得まで時間がかかることと
幼ければ幼いほどそのコントロールは難しくなります。

まずは

逃げ道を用意しましょう。


こだわり行動や問題行動が減った場合にはそのことを言葉にして伝えてあげられるとなおグッドです。

基本的に子どもの行動は
悪いほうが目立ってしまっていいほうに目を向けることが難しいかもしれません。

両方をしっかり伝えてあげることで、

自分の反省も受け入れやすくなります。

コミュニケーションをどうとるか迷ったときは、参考にしてください。

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