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*ご相談 中学生の息子がいます。勉強全般に対する苦手意識が高く、成績がガクッと下がってしまいました。

こんにちは。

今日からメルマガを再開です。

中学生になり、勉強全般に対する苦手意識が上がってしまった。どうしたらよいか?

というご相談がありましたのでお答えします。

◇中学生になると勉強が難しくなる理由①「抽象度が上がる」

中学生になると(というより学年が上がるにつれて)、抽象的な考え方がどんどん高まっていきます。

数学ではマイナスが出てきますし、

国語では抽象的な言葉がたくさん出てきます。

こだわり傾向にある場合はこれまでの考え方をなかなか変えられないため、

抽象的に物事を見たり言葉を読んだりすることが苦手です。

また、文脈からの推理が苦手な傾向にあるため、文章の中から言葉の意味を推理するのも
つまずきの原因となっていることがあります。

そのため抽象的な考え方
・公式
・語い

などが出てきたときには意味を適切に理解できているか確認する必要があります。

◇中学生になると勉強が難しくなる理由②「量が増える」
中学生になると勉強量が増えます。
特に

小学生のうちはそこまで勉強しなくても点数をとれていた科目で点数をとれなくなったり
テストの内容も難しくなります。

小学生のうちは基本的な問題が多かったけれど、中学生になると応用問題なども出題されます。

テストの難易度も上がるため、小学生のうちは勉強しないで済んでいたことが
そうでは済まされなくなってくるのです。

そのため日々のワークの取り組みやテスト前のワークの復習などが必要になってきます。

このあたりはまた詳細をまとめたいと思います。


◇中学生になると勉強が難しくなる理由②「主体性とのジレンマ」
子どもは子どもで「ほっといてよ」と思い、親は親で「中学生なんだから自分でやりなさい」と思う。

小学生までは隣で教えていたことが中学生になると教えられなくなったり、

教えようとしても子どもに拒否されたり、

こうした主体性とのジレンマが中学生になると生まれます。

小学生のうちから芽生える子もいますが、中学生を境に自分でなんとかしようと考えるようになります。

それで自分で勉強してくれるなら良いのですが、なかなかそうはならないですよね。

ただ、主体性を持とうとしているという点でその意志を尊重することは大事です。


◇勉強の苦手意識を減らすために

勉強への苦手意識は
自分でやってみたがうまくいかなかった、という経験を何度もしているからかもしれません。

ただ、おさらいの方法を確認すると
「眺めていただけ」ということもよくあります。

それだけで覚えられるほど人間は賢くないので

おさらいをするにしても

思い出す練習
言葉の意味を確認する
公式を思い出す練習

が必要になります。

そのため僕の授業ではとにかく
おさらいをします。

それこそ同じことを何度も繰り返し説明するので、
ときには子どもにうんざりされるほどかもしれません。

(そうならないための復習をしてくれると一番嬉しいのですが)

つまり、間違った勉強方法を繰り返していても
結果は変わらないのです。

特につまずきやすい子たちは

どんなに参考書どおりに理解しようとしてもうまくいかないことがあります。

瞬発的に「分かった!」と思ったことが実は60%くらいしか理解できてなかったりするからです。

また、
こだわり傾向にある子は
どんなに反復練習しても覚えられないことがあります。

なぜなら覚えるための工夫の仕方を自分では見つけられないからです。

また、間違った理解のまま先に進んでいたとしてもその間違いを間違いと気づくまでに時間がかかります。

勉強の苦手意識を減らすためには

自分の考え方の傾向を知り、
正しい勉強を身につけ、
繰り返し練習する

補足ですが、
「どうせ無理」と思ってる子たちがとても多いので、それは周りの応援が大切です。
「まずはやってみる」
「やったことに積み重ねる」

という意識で支えてあげられると良いですね。


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