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言語理解が低い場合の勉強法〜何がむずかしくなる??〜

こんにちは。

今回はWISCのそれぞれの検査項目に合わせて

勉強方法をまとめています。

勉強でどんな困りごとがあるのか、
そしてどんな方法でフォローできるのか解説していきますね。

今回は言語理解が低い場合についてです。


・言語理解とは

言語理解は
・聞いた言葉を理解する力
・新しい言葉を覚える力
・自分のことを伝える力

などがあります。
語いの獲得、指示の理解、自分の意思の伝達などの力ですね。
(*参考https://www.seisekiup.net/column/develop/639/


新しい言葉を覚えることが苦手だと、一度覚えたはずの言葉を忘れやすくなります。

また、聞いた言葉の指示理解が苦手だと、相手の言った話を理解して切り返したり行動に移したりするのが苦手です。

自分のことを伝えるのが苦手だと意思表示が難しかったり、相手にお願いしたりすることが難しくなります。


・勉強ではどのようなところにつまずくのか

まず1つに、先生の話している内容は人より理解しにくくなります。
次に何をしたら良いのか、今何をすべきなのか、そして授業で先生は何を言っているのか・・・

こうしたことを判断するまでに時間がかかったり、そもそも言葉の意味を理解して解釈し行動にアウトプットするまでに時間がかかることもあります。

また、新しい言葉の獲得に時間がかかる場合も同様に相手の話している内容を理解するまでに時間がかかったり、かみくだいて説明しないと伝わらない

というようなことがおこります。


言語理解は自分の意志を伝える大切な手段なので、
この力が弱いと

どうしても言葉以外の手段で伝えようとし

友達にちょっかいを出してしまったり手を出してしまったり

ということにつながることもあります。


・言語理解をどうやってフォローする?

言語理解の低さをフォローする場合まずは

「代弁する」

これが基本です。

子どもはなんとか自分の言葉で説明しようとしますが、

言語理解が低いと

内容がちぐはぐだったり

場面整理が混乱していたりします。

また、自分の感情や伝えたい言葉なども

使いこなせるまでに時間がかかることがあります。

そのためまずは代弁し、意志を汲み取ることが大切です。

大きくなると次第に使える言葉も増えるため、汲み取ってあげることは少なくなります。

・言語理解が低いときの勉強方法は?

まずは短文で区切り、理解しやすい量で勉強するようにします。

国語の長文読解では一度に読み切っても内容がなかなか入っていきません。

そのため文節や段落ごとに区切って内容理解を確認していくのがおススメです。


計算はできるけど文章題が苦手、というのも言語理解が低い場合の1つの特徴です。

こちらも全文読んでから式を立てるのではなく、必要な箇所に線を引くなどし

分かりやすくすることで式の立て方がスムーズなることがあります。


特に式が2本、3本となる場合は

必ず1つずつ分けて式を立てるようにします。

そうでないと

何度も1から読み直してしまことになり、

結果ストレスがたまってしまうからです。

・まとめ

言語理解が低い場合、まずは短文でしっかり内容理解を進めていくのがおススメです。

抽象的な言葉や表現には説明をつけることで内容理解をうながすことができます。


文章題は必要な式を立てるために必要な箇所に着目できるよう、下線などの目印をひくようにしましょう。


自己表現が苦手なので、特に小学校低学年のうちは気持ちを汲み取り代弁し、場面整理の手伝いをしてあげることが重要です。


参考にしてくださいね。
https://kouyusya.com/contact/

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