mail magazine backnumber
メールマガジン バックナンバー
「心の声」の精度が上がれば学習効率も変わる?学習中は内側の声に着目
学習効果を上げるためには
頭の中で何を考えているか、そして何を思い出すかが重要です。
このような方法を脳内リハーサルと言い、過去のメルマガでもご紹介させていただきました。
「勉強に必須!脳内リハーサルで定着度アップ」
https://bit.ly/3paqUe3
この脳内リハーサルは文字を読んだり聞いた話を繰り返したりすることでおこなわれますが、
勉強をしている最中にはもう1つ、重要なアクションがあります。
それが
「関連する情報を思い出す」というアクションです。
例えば
「1192年、何があったか?」という問題があれば
鎌倉幕府成立が思い浮かびます。
これは脳の中で「1192」と「イイクニ」と「鎌倉幕府」が
結びついているからです。
この情報が正しく結びついているから思い出すことができます。
「勉強が分からない」という子の中には
この「思い出す」という行為そのものを
あきらめてしまったり、やっていなかったりすることがあります。
つまり、一瞬で答えられる問題以外は
「分からない」となるケースです。
少し時間をかければ思い出せる問題もあるのに
「もったいないな」といつも感じています。
だから3秒~5秒ほど考えてみて、それでも思い出せなかったら答えを見たり人に聞いたりする。
反対に、
3~5秒考えさせる猶予が必要で、特に教える側は
「頑張って考えていそうだな。」という様子が見られたら
20秒ほど待つことが求められます。
それほど思い出す、というのは重要なのです。
お子さんは一瞬で「分からない」となっていませんか?
本当に分からない問題ばかりでしょうか?
時間をかけて判断することができれば、できるようになる問題も増えます。
考える時間を大切にしてみてくださいね。